部長としての責任
遥「ほんとだな メンバー一人いないな」
綾音「ど、どうしましょうか?もう大会まで3週間しかありませんよ?」
遥「今から探すにしても他の部活動に参加しているし 勧誘するのは難しそうだな」
綾音「もし、メンバーが集まらなかったらどうなるんですか?)
遥「団体戦のメンバー不在の場合その試合は負けになる つまり 1敗は確実にするということになる」
綾音「ダメじゃないですかそれ!」
「だから 言ったんです!」
「!?」
俺の怒りは収まらなかった
「あの時 部活動紹介でちゃんとサウンドテーブルテニスのいいところを伝えておけばこんなことにはならなかったんじゃないですか?なんだよ!あのやる気がない紹介は! それにグランドソフトボールの後でメンバー集めするって言ってのに全然メンバー集めしないし!今までなにをやってたんでか!!」
遥「言ってたな、わたしもいろいろと忙しくてな、できなかったんだ すまなかったな」
「忙しいってなんすか!部長っていうのはそういうものでしょうが!」
綾音「亮君!その言い方は失礼です!」
(この際だから言ってやるんだ!)
「俺のいた中学校はあまり強いとは言い切れないような部活動の卓球部でした でも中学校の卓球部の部長は違いました 1番朝早く起きて朝の練習したり 部活動のときも率先して卓球台や用具を持ち運んだりしていた
いつも大きな声を出して誰よりもチームを盛り上げていた
俺の中学は強くなかったですけど部長は強かったです」
「それに比べて今の遥先輩は部長としてふさわしくないと想います!練習も1番遅く来るし 来ても卓球をしないでいつも先生の話で4人だから俺の練習もろくにできない 卓球の実力はあるかもですがメンバー集めも後回しで部長としての責任が全然ないと想います!」
遥「あーそうだな」
「部長がしっかりしない部活動なんてはっきり言って参加したくありません!俺は帰りまず!」
遥「ああ、そうか、お疲れさん」
綾音「ちょ、ちょっと!」
俺は勢いよくその場から立ち去った
綾音「私!追いかけます!亮君 女心も遥先輩のことなんて全然わかってないんですから」
綾音は亮を追いかけ体育館をあとにする
天音「亮君は綾音ちゃんに任せて私たちは卓球やろーよ!」
先生「遥さん!来週の寮祭の準備のことなんだけど今大丈夫かな?」
遥「天音、ごめんな、寮祭の実行委員もやっていて練習できないんだ」
天音「そっか、寄宿舎の寮祭 来週だもんね!私は大丈夫だよ?」
遥「先生!今から行きまーす!」
遥は体育館から出ていった
。。。。。。。
天音「また 一人になっちゃったな 」




