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STT 「サウンドテーブルテニス」  作者: 太陽
サウンドテーブルテニス編

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第17話 卓球部員紹介 

俺は手を繋ないだ天音先輩と一緒に体育館へ向かっていた


その間も終始俺を楽しませようと夏休みにあったことを話し始めるが俺はそんな彼女の魅力さで胸がドキドキしてうまくしゃべることができなくなっていった


手から伝わる温かいぬくもり そして彼女のやわらかい手 それがドキドキ感をさらに増していった




「亮君!なんだか手があっついねーどうしたの?風邪でも引いてるの?」



彼天音先輩は俺の手を強く引っ張って俺のおでこと自分のおでこをくっつけた




亮「い、いや!そんな、ことはないですよ!」



「うん!風邪はないみたいだね!」



俺は彼女の突然の至近距離の触れ合いに戸惑い思わず赤面した



「じゃ!もう一回!手をつなごっか?」



「は、はい」



俺と天音先輩は再び体育館への長い廊下を歩みだした



もし彼女は見えていたなら俺がたどたどしく彼女みれないでいることに気づいて俺が彼女に好意を持って頬を赤くしていることに気づいていたのかもしれないと俺は思った



そういう面でも天性の才能があるのかもしれない






俺と天音先輩は体育館のドアの前に着いた




「亮君!体育館に行くときはなんか言うのは知ってる?」



「えーー?体育館に入る前になんか言わないとダメなんですか?」




「うん!そうだよ!」




中学生の時の記憶を辿ると大抵運動部は体育館に入る前は「よろしくお願いします」や「お疲れ様です」が基本だ  だが盲学校はそんなこと言わなかったような




「亮君?分からない?」



「あの、?わかんないです」




「正解はねー」







「たのもーーー!」




そう言うと勢いよく体育館のドアを開いた




「道場破りですか?」





体育館の中には もう卓球部のメンバーが集まっていた


集まっいたといってもメンバーは俺を含めて4人だけなのだが




「おぉ~来たな?」



体育館の中央でストレッチをしていた2人が体育館のドアの前に集まってきた



「天音!遅いぞ!もう練習が始まってるんだ!ストレッチしょうぜ!」



「亮君連れてきたの一緒に手を繋いでたら遅くなっちゃった」



「一緒に手を?天音がか?それでお前は誰だ?」



「なに言ってるんですか?橘亮(たちばなりょう)です!それでも一学期一緒にいたじゃないですか!」



「わりぃわりぃ私もいろいろ忙しくてなー」




「(笑)私は知ってましたよ(笑)



そう言ったのは同じ1年生の鈴木絢音(すずきあやね)ちゃんだった



(ていうかあんなに一緒に勉強してたのに知らないとか俺ってどんだけ」



天音「そんなことよりさ早く卓球しょうよ!」



俺が弄らていることを感じとったのか話題を軌道修正した




「そうだな!天音!だけどここで読者の人にも分かるように自己紹介したほうがいいと思うだよ 久しぶりに登場する人物もいることだし」



ここで卓球部「サウンドテーブルテニス」部の部員を紹介しよう




「いいか?ちゃんと名前 性別学年 あとアニメのような役回りもちゃんと言うんだぞ!」




「役回り??」




「まずは私からいこう!」





私の名前は夕月遥(ゆづきはるか)盲学校高等部の女子 高校3年生だ


サウンドテーブル部では部長をしていてアニメで1人はいる俺娘ってやつだな

小さい頃はちゃんと目は見えていたんだがいろいろあってだんだんと視力が落ちて高校から盲学校に入ることになったんだ

そのせいで少しメガネも特徴だ


生徒会長もやっているからたまにか顔を出さないけどみんなよろしくな!




「じゃお次は私で」




私の名前は|清水絢音(しみずあやね)といいます

盲学校の 女子高生 1年生です


アニメに例えると「学園1番の美少女女子高生」ですかね?(笑)


ツヤツヤのストレート幼さの残る童顔 目がぱっちりの瞳 私のチャームポイントです!


私も盲学校へは高等部から入りました 視力はいいんですが私 色覚異常 なんです

色がうまく識別できません それで盲学校に入りました なので卓球に向いてないかもしれないです




遥「大丈夫だよ!サウンドテーブルはそんな人のためのスポーツなんだ」




「次は私ねー」



私の名前は東条天音(とうじょうあまね)


盲学校 高校2年生の女子高生!


アニメで例えると、、、




遥「天音は天才少女だな」


他の2人もうんうんと頷いた




私はサウンドテーブル部の天才少女


幼い時からずっとサウンドテーブルをしてきてまだ一度も負けたことがないー! かな?

 

ショートカットなのはサウンドテーブルで動きやすいから!それだけ!


私は生まれつき全盲で光もみえない  でも 私にはサウンドテーブルがある!

いつかサウンドテーブルがパラリンピックになったら必ず金メダルを取りたい! そんな夢があります!



3人は思わず拍手した



遥「よし!これで全員だな?」





「待て待てーーーーーい!」




俺は思わずノリツッコミをする



3人「どうぞどうぞ!」



俺の名前は橘亮(たちばなりょう)


盲学校 男子の高校1年生


アニメで例えると、、、 未経験だった俺が先輩に誘われてサウンドテーブル部に入ったら実は強くて全国一番になってた  みたいな主人公キャラです!




3人「、、、、、」



亮「黙らないでくださいよー」



綾音「手厳しいですね」



遥「いいぞ!いいぞ!そういうの!ポンコツ主人公らしいぞ笑」




まじっすか?俺は生まれつきの目病気先天性緑内障ですが小学校中学校は普通学級で 高校から盲学校に入りました 中学生では普通に見えてて普通の卓球部に入ってました 意外に強かったんですよ?よろしくお願いします!





天音「へー!亮君って卓球部だったんだねー?じゃ経験者だ」



亮君「はい、でもサウンドテーブルははじめてです」



遥「いいことを考えた!今から天音と亮君で試合をしょう!それで天音に1点でも得点を上げることができたら俺がジュース奢ってやるよ!なんなら1ヶ月分でもいいぞ!」



亮「いいですけど1点でいいんですか?俺、けっこう卓球強かったんですけど」



天音「それじゃ物足りないよー」



遥「そうだな、天音にはアイマスク 亮君にはアイマスク無しで試合をしてもらうぞ」



亮「いくら強いからって相手は全盲 こっちは弱視ですよ?しかも1点って、逆に俺がハンデ出しますよ」




遥「まぁやってみろよ!」




将棋で例えると飛車角落ち 歩兵も使えないという究極のハンデ戦が行われようとしていた




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