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ニーハイブーツを履いた勇者(女)

作者: 坂口もぐら

ショートショートなファンタジーもの。HDさらってたら出てきた。たぶん10年ぐらい昔に書いたやつ。

王国の北に位置する魔王の城。

その玉座の間で、魔王と勇者が対峙していた。


「ぐぉおおおおおおぉぉぉぉっっおぅ!!!」


大きな咆哮を上げると魔王の姿はみるみるうちに大きく膨れ上がった。

人の姿は崩れ、硬いうろこ、太い尻尾、そして背中には2枚の羽根が形を見せる。

魔物の王といわれるドラゴンへと変化する。

勇者を遥か頭上から見下し、ニヤリと笑う。

が、


「へぇー、流石は魔王を名乗るだけのことはあるわ。

 魔力だけはたいしたものね。感服するわ。

 だけど・・・」


「・・・なんだ?」


「うん?ただ魔力を解放して、身体を大きして、凄むだけなんて能がないじゃない。

 本当に魔に長けたもんなら、小さな身体でも力をコントロールできるんもんじゃないかしら?

 その方がスマートでかっこいいわ」


DBのFのように。


「はははっ、何を言うかと思えばそのようなことを」


ばうんっ。

けむりとともにドラゴンの巨躯は小さな(6歳児くらいの)男の子に変わった。

竜になったとき、服は破けたのですっぽんぽんだ。


「これくらいのこと造作もないわっ、はっはっはっ!」

「おみごと」


勇者はこども魔王の姿、とくに丸出しの小さなものに舌なめずり。


「いただきます」


ぱくっ、と食べてしまいましたとさ。

こうして王国の平和は守られたのです。

めでたし、めでたし。


勇者「ごちそうさまっ」

魔王「しくしくしく」

お粗末様でした。

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