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じゃんけん無双~異世界に行った俺はただのじゃんけんですべてを制する~【短編版】

作者: たこやき

皆さんはじゃんけんはご存じだろうですが、そんなものですべてが決まる異世界にあなたが行ったらどうなるのでしょうか。

今回の話の主人公石田拳石田(いしだ)(けん)はどのような反応をするのでしょうか。


石田拳は気が付くと奇妙な風景が眼前に広がっていた。それはまるでファンタジーの世界のようだった。石造りの建物に民家衣装のような服の現地民そしてゲームに出てくる敵キャラであるゴブリンのような緑色で醜悪な生き物それらが居たのだ。


「「「そして現地民とゴブリンがじゃんけんをしていたのだ。」」」


「じゃんけん…ポン!」


ゴブリン複数に対して一人の現地民がじゃんけんをし一回のじゃんけんで複数人でそれぞれ別の手を出すことによって複数の手を出すゴブリンが勝つと現地民の所有物を強奪し離れて行ったそして現地民はうなだれたように頭を抱えうずくまってしまった。

このような奇妙な光景を見ると拳は走り出しゴブリンに向かって大きな声で叫んだ。


「じゃんけんポン!!」


ゴブリン達は反射的に手を握り締めこちらを向こうとしていたので拳は大きく手を開きパーを出した。

すると手を握り締めてこちらを向いたゴブリン達は大声でギャァァーと叫び声をあげながらすべて倒れていきました。


石田拳は、異世界での奇妙な光景に驚きながらも、現地のルールをすぐに理解しました。ジャンケンでゴブリンたちと戦うこの世界で、彼は自分の力を試すことに決めました。


彼のジャンケンの勝利によって、残っていたゴブリン達は逃げていきました。現地の住民たちは驚きと感謝の表情で拳に向かって歓声を上げました。彼らはゴブリンたちの脅威から解放され、拳に感謝の意を示しました。


「ありがとう、あなたのおかげで助かった!」


現地の住民の一人が拳に言いました。拳は謙虚に頭を下げ、笑顔で応えました。


「どういたしまして。でも、この世界はどうしてジャンケンで勝負するんですか?」


現地の住民たちは拳に異世界の秘密を教えてくれました。この世界ではジャンケンがすべてを決定する力を持っており、ジャンケンで戦うことが生活の一部でした。ゴブリンたちはジャンケンの強さで評価され、弱い者は奴隷のように扱われていました。


ゴブリン達を撃退した拳は住人達によって祝いの席が用意されその日の夜たくさんの料理がふるまわれました。そして宴の席で彼は最初、異世界でのジャンケンのルールや仕組みを理解し、現地の住民たちと友情を深めました。しかし、彼は次第にこの異世界が魔王によって支配されており、多くの人々が苦しんでいることを知りました。


魔王は強力なジャンケンの技を駆使して支配を続けており、彼の横暴な支配に苦しむ人々が多かったのです。拳は、異世界の人々に助けられ、友情を築いたことから、彼らを守り、魔王の圧制を終わらせる決意をしました。


その話を聞いた今の彼の目的は、魔王を倒し、異世界の人々に自由を取り戻させることです。拳は、ジャンケンの力を駆使して魔王に立ち向かい、異世界の平和を回復させるために冒険に挑むことを決意しました。


次の日、拳は村を立ち去り冒険を始めることにしました。

石田拳は冒険を続け、魔王に立ち向かうためにさまざまな場所を訪れていました。ある日、彼は異世界の広大な森の中を歩いていると、突然、急襲されることになりました。石田拳は森の中で不意に現れた強力な敵に回り込まれました。


敵はジャンケンの達人で、その中でも特に強力なジャンケン使いで魔王の配下四天王の一人多碗のフィダアーマンでした。彼は拳を挑発し、ジャンケンで戦おうとしました。拳は彼とのジャンケン勝負に挑むことを受け入れ、激しいバトルが始まりました。


フィダアーマンは非常に強力で巧妙なジャンケンの技を持っており、拳は彼に立ち向かうのが難しいことをすぐに理解しました。それは両手をつかってそれぞれ別の手を出すことによってずっとあいこを続けるというものでした。しかし、拳は粘り強さと戦略を駆使し、何度もジャンケンをし相手が両手同じ手を出し勝とうとする瞬間を狙いずっと粘り強くじゃんけんをつづけました。


そしてついに運命の瞬間が訪れました。ずっとグーを出し続けたことでフィダアーマンがパーへと手を変えようとした瞬間拳はそのことに気付き手をチョキへと変えたのです。


そしてフィダアーマンとのじゃんけんの決着がつきました。拳が勝ったのです。


そしてフィダアーマンは倒れながら早口でまくし立てました。

「俺は四天王の中で最弱その程度では魔王様はおろかほかの四天王にも勝てないだろう」

と言いながら倒れていきました。


その後しばらくするとフィダアーマンは起き上がり拳の実力を認め実力と決意を尊重し魔王へと立ち向かう助力を申し出、その力を借りて魔王に立ち向かう冒険が本格化することになります。彼らはジャンケン四天王の一人であるフィダアーマンの加勢を得て、さらなる冒険に挑む準備を進めるのでした。



拳がジャンケン四天王の一人、フィダアーマンとの協力のもと、他の三人の四天王に挑む過程では、様々な困難に立ち向かい、強大なジャンケンの技を習得しました。彼は仲間との連携を強化し、共に戦うことで、四天王たちを倒す力を養っていきました。


四天王たちを倒した後、拳は異世界の人々から英雄として讃えられ、その勇気とジャンケンの腕前に感謝の意を表されました。異世界では平和が訪れ、魔王の圧制から解放された人々は新しい希望を抱くようになりました。


拳は、異世界での冒険を通じて成長し、人々を救った英雄として認められました。彼は帰るべき現実の世界に戻ることも考えましたが、異世界の人々との絆や冒険の記憶が彼を引き留め、彼は異世界に残り、新たな冒険や課題に立ち向かうことを選んだでしょう。

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