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すのーどろっぷ  作者: ウニパスタ
3/5

2話 冒険者の都市『ヘゴニア』

付け加え

連夜 身長 170cm 年齢 16歳

   黒髪のフツメンでオタク

杏奈 身長 164cm 年齢 16歳

   茶髪のショートでかわいい、性格は大胆、dカップ

エリカ 身長 158cm 年齢 300歳

   銀髪のロングで美少女、連夜の好みドストライク、中学生のような見た目、性格はおっとり、壁、エルフ、あと魔法は得意ではない

   

 今いる平原から3kmほど離れたところに冒険者や商人、いろいろな種族が集まる大きな町『ベゴニア』が存在していた。エリカから聞いた話によるとこの町『ベゴニア』は、自由な町で大きさはこのあたりの町の中で1番大きいらしい。また、自然の豊かな町であり、みたことのない生き物がたくさんいた。

 例えば、人間を食ってしまいそうなほどデカいカエル、蝶とカメムシが合わさったような生き物、そして、グリフォンやペガサスなどのゲームなどでよく見る架空の生き物がたくさんいた。しかし、【花は日本のものと変わらなかった】。


「しっかし、人が多いな〜」

「まあこの辺で1番の町だししかたないよ」

「..........人がゴミのようだ」


 エリカが何故このセリフを知ってるのかは置いといて、この町にはたくさんの人がいる。中にはドワーフや竜人などの他種族もいる。そして、連夜たちがここにきた理由はこれからの旅の買い出しをするためだ。


「........お金はどのくらいあるの?」


 エリカが歩きながらそんなことを聞いてきた。


 俺は、自分のポケットの中から財布を取り出し、中身を見た。野口が5枚入っていた。


「エリカ、これ使えるかな?、」

「.......『ニッポン』にあったっていうその紙切れ?つかえないよ」

「じゃあどうしたらいいと思う?俺も杏奈も一文なしだし持ち物も特に持ってない。それにこの世界のこともまだよく知らないからあんまり役には立てない」


 実はエリカには『ニッポン』での暮らしは少し教えていた。そのため、野口などの紙切れには価値があるとも知っているだろう。

 

「どこかで金は稼げないのかしら?」

「..........この町の中心部にギルドがあるから依頼を受ければいい」


 エリカが言うにはこの町にはギルドがあるらしい。

ギルドなんてゲームでしか見たことなかったが実在するんだなと少し心を躍らしている。


(本当にこの世界はなんなんだ・・・・)


 まだこの世界に来て数時間だが美少女エルフに出会い、ゴブリンを魔法で倒し、ギルドに向かうなんて異世界に行った主人公ムーブじゃねぇか。と少しツッコミたくなったが一旦置いといて俺たちは、町の中心部にあるギルドに向かった。


 ドンッ


「お前どこ見て歩いとんだ!あぁ?」


 大柄で額に傷があるいかにもマンガで出てきそうなモブっぽい男と肩がぶつかってしまった。昼間から飲んでるようで顔が赤くなっており、俺は、何も悪くないが今の俺たちでは弱すぎるため。


「すいませんでしたーーーーーーーーーー」


 俺は全力の『ドゲザ』をした。これには男も困惑したようで、


「おっおう、、。わかりゃいいんだよ」


 といって帰って行った。

 俺はこの最高な威嚇である『ドゲザ』を作った日本人を敬おうと思っていたら、杏奈はさっきの男にイラッときたようで不機嫌そうな顔で、


「あんな男に謝る必要なんてないわよ」


 と男に対して怒っていらっしゃった。


「いやいいんだよ。俺たちにはまだ力もない。それにここで喧嘩をしても他の人に迷惑だ」


 今、俺らは人が多い通りにいるため周りには沢山の人がいる。


「でも・・・・・」

「いいんだよこの世界でドラゴンでもなんでも倒して名声を手に入れて見返してやればいいさ」

「そうだね。流石にドラゴンはいないだろうけど見返してやればいいもんね」

「そうだなドラゴンはいないと思うけど.........」

「.........いるよ。ドラゴン」

「「いるのかーーーーーーーーーーーい!!!!」」


 ドラゴンもこの世界には存在すると知って驚いたが無事にギルドまで辿り着けた。


 ガチャッ


 ドアを開けると酒の匂いと男たちの笑い声が入ってくる。


(まだ昼間だよな.......)


 と思ったが気にせずギルドの依頼一覧をみた。ちなみにこの世界のギルドはゲームとは違い、ギルドカードと呼ばれるものは存在しないようだ。


「ええと、薬草採集が銀貨5枚、ゴブリンの集落撃破が銀貨10枚か、、、、」


 この世界では硬貨がものの購入で必要なようで銀貨一枚が大体500円のようで金貨一枚が大体50000円らしい。よく異世界のマンガでみる王道の任務は安いようだ。


「いいのがねえな、」

「レン!これなんてどう?」


 杏奈が指を刺した方をみると『ゴブリンの長の討伐 銀貨20枚』と書いてあった。


(これだけで10000円くらいか、」


 ゴブリンの長がなにかは知らないが俺は10000円と言うワードに期待を膨らませていた。


「いいんじゃないか?エリカはどう思う?」

「.........いいと思う」

「それじゃあゴブリンの長のとこに行くか!」


 そして俺らはギルドを後にした。


――――――――――――――――――――――

 ギルドを出てから2時間後のとある洞窟の前にて


 グルアァ!


 ゴブリンの長が洞窟の中から出てきた。

 片手には木の斧、4m近い全身緑の巨体であり、頭には冒険者からとったと思われる兜を被っていた。


(強そうな見た目をしてるな、」


 俺たちは今茂みに隠れながらゴブリンの長の気が緩むのを待っている。


「いつ攻撃するの?」

「まだ待とう。隙を見せるようなことをしたら攻撃開始だ」


 多分、今の俺たちじゃ真正面から戦ったら負ける可能性の方が高いだろう。エリカは「........私の魔法はまだ未熟だからゴブリンの長には一人では勝てない」と言っていたためエリカも魔法は俺と杏奈と遜色ないらしい。


 するとゴブ長(※ゴブリンの長の略)が湖の水を飲み始めた。そして、ゴブ長の背中がガラ空きだ。


「もう言っていいかしら!」


 彼女の目はキラキラしていた。もう我慢の限界らしい。


「じゃあ攻撃開始だ」


 その瞬間、杏奈は両手から雷刃をゴブ長に向かって二つ放った。


 ザキン!ザキン!ボトッ


 雷刃がゴブ長の両腕を切り裂いた。


「やったか!」


 案の定、この世界一有名なフラグは回収され、ゴブ長の腕は瞬く間に再生された。


グルアァーーーーーーーーー!!!!!!


 ゴブ長は雄叫びを上げながら俺たちの方へと駆け出した。



 

ヘゴニア→花言葉 繁栄、親切

  筆者は繁栄の方をベースにしてる。

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