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すのーどろっぷ  作者: ウニパスタ
1/5

花言葉は異世界の敵にも通じてしまう

「れん〜、宿題見せて〜」

「お前またやってねーのか。しょうがねえな」

「ありがと!れん。帰りに肉まんでも奢るね!」


 俺の名前は、蓮川 連夜。極普通の高校に通っている高校1年生だ。スポーツもそこそこだし、勉強もそこまでできる方ではないし、顔もフツメンだと思う。そして、今、宿題を見せるように言ってるのは、幼馴染の 近藤 杏奈だ。彼女は、こう見えても運動も勉強もできる二刀流で容姿も整っている方だと思う。(俺のタイプではない、悪いが)そして、彼女は、バドミントン部の副部長である。


「そういえば、お店は繁盛してる?」

「お陰様でまだ客がいっぱいだから俺もバイトさせられてるよ」

「それはマジめんご……」


 そう、うちはクレープ屋である。

 昔は、そこまで人気のある店ではなかったが杏奈のツイートがバズり、この街で少し有名な店になった。


「そろそろ、先生来るから宿題終わらせとけ」

「へいへい、わかりやしたよ」


 こいつは、こんななのに成績はいいからムカつくんだよな、


 チャイムがなり、朝のホームルームが始まった。


「宿題回収するぞー」


 クラスのみんなが宿題を先生に渡す。


「ふー、ギリギリセーフ」


 俺は心の中で「こんなんでなんで成績いいんだよ」と、ツッコミたかったがやめておいた。蛇は出したくないのでね。


 宿題の回収が終わると、


「最近、高校生の行方不明事件が増えているから夜道で一人のときは注意するように!。以上」


 と、先生に言われたが俺を含め誰一人話を真剣に聞いてる者はいなかった。


 その後、一日の授業は無事に終わった。(当たり前のように杏奈は寝ていたが、、)

 そして、帰りの準備を終え、最近は、家が近いというのもあり、一緒に帰っている杏奈と一緒に下校していた。これは杏奈には絶対に言えないが可愛い女子と一緒に帰るのは年頃の男子としては恥ずかしくもある。

 そんなこんなでいつも通っているコンビニ『オールデイズ』で杏奈に肉まんを奢ってもらい食べながら帰っていると、


「ふごごg、んううご」

「いや、食べてから喋れよ、、」


ゴクン、


「レンは、好きな人いる?」


 開口一番そう言われ、肉まんを吐きそうになったがギリギリで堪えた。そして、


「いや、いねえな。俺が恋してるのは二次元だけだな」


 そう、俺は、二次元にしか興味がないオタクもどき?なのだ。なので二次元のような人じゃない限りは好きになったり、ましてや付き合うということは、まずないだろう。


「そっか、、、、、、、じゃあいいや」

「ん?なんか言ったか?」

「別に、なんでもないもん。フン!」


 なぜか杏奈が怒っているがまあいつものことだ。気にしないでおこう。


 気がつけばmy homeであるクレープ屋『ロテュス』(フランス語で蓮という意味)についていた。

 店は、人でいっぱいで大変忙しそうである。

 なので、俺たちは、店の上の階にある連夜の部屋でゲームをすることにした。


「それにしてもゲームいっぱいだね」

「まあ趣味だしな」


 自慢ではないがゲームは趣味であり、プレ●テ5から人●ゲームまでたくさんのゲームがある。また、マンガも読むため知識は豊富だ。杏奈とはよく遊びに来ては一緒にゲームをする仲である。


「今日は、なんのゲームをしようか」

「私、RPGゲームやりたい」

「おk。じゃあテレビの電源つけて」

「はーい!」


 俺は、自分の買ったゲームは、ジャンルで分けているため何があるかは把握している。しかし、連夜の記憶にはないゲームがあった。


「なんだこれ?こんなの買ったかな?まあいいやとりあえずやってみて面白ければやろう」


 手に取ったゲームには『スノードロップ』と書かれている。連夜は、この単語が花であり、花言葉が何かも知っていた。しかし、ゲーマーの本能でやりたくなってしまった。


「杏奈。このゲームでいいか?」

「うん。いいよ〜」


 そして、俺は、そのゲームをプレイした。


 スタート画面  はじめる← つづきから


 その瞬間、俺と杏奈は、黒い煙に包まれた。

 

 その時出てきた文字は、スノードロップの花言葉


 『あなたの死を望みます』


 俺は、目が覚めると異世界によくある広い平原に杏奈と一緒に倒れていた。


「ここはどこだ、、、、俺はたしかゲームを始めて、、、」


 まだ意識が覚醒してないがひとまず状況を整理しなければと思った。


「まず、俺は、杏奈とゲームを始めた。そしたら『あなたの死を望みます』と出てきてよくわからない空間に杏奈と共に飛ばされて、、、あーーーーーまじで分からん。これからどうし、、」

「大丈夫?」

「!?」


 今、俺は、確信した。ここが異世界であることを、『エルフ』が存在することを。


「お前は誰だ?」


 俺は、恐る恐る名前を聞いた。


「私は、エリカ.......よろしく......」

「よろしく、俺は、連夜。この寝てるのが杏奈」


 今、俺の目の前には、エリカという光り輝く長い銀色の髪をもった長い耳の160cmくらいの美人のエルフがいる。


 杏奈早く起きろーーーーーーーーーー


 この思いが通じたのか杏奈が目を覚ました。


「はっ、ここは誰?私はどこ?」

「杏奈起きてくれたか」

「うん。それよりここはどこ?」

「なんか異世界にきてしまったみたいなんだ、、」

「え???????」

 杏奈は目をエリカに移した。

「誰〜、この可愛い子♡?」

「この子はエルフのエリカちゃんだって」

「わかった。エリカちゃんこっちに来て〜♡」


 するとエリカは連夜を後ろからハグしながら、


「........この女怖い。」

 そう言った。

「誰が怖いですってーーー、あと私は、杏奈よ」

「まあまあ落ち着いて」


 連夜が仲裁をしているが杏奈はエリカに火花をとばしている。


 少し落ち着いたところで連夜はあることに気づいた。


「ステータス一覧がある!ほんとにゲームみたいだ」

「ほんとね。攻撃力、防御力、魔力とスキルっていうのがあるわね」


名前: 蓮川 連夜 16歳

攻撃力 710 防御力 445

魔力  900 スキル 花魔法 鑑定 言語翻訳


名前: 近藤 杏奈 16歳

攻撃力 840 防御力 314

魔力  678 スキル 雷刃 言語翻訳


「この“鑑定”のスキルでエリカちゃんのも見れそうだね」


名前: エリカ 337歳

攻撃力 900 防御力 900

魔力  600 スキル 再生 水魔法


「この子やばいわねw」

「..........私の方が強い.........えっへん」

「いやそっちじゃなくて.......」

「まさかエリカが300歳とは思わなかったが魔法が使えるのか........」


 と、話をしていると五匹くらいの集団のゴブリンを見つけた。


「ゴブリン、あいつらに魔法を撃ってみるか!」

「うん、そうね撃ってみましょう!」

「.........私もやる」

「じゃあみんなでやるか」

「「おーー」」




 


             


 

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