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必ず救って見せる。
この小説は、理不尽に怒る主人公が、周りの人間に影響を与えていくお話し。
ある日目覚めると、これまで我慢していたことのあまりの理不尽に
脳が覚醒した。
繰り返される、暴力、カツアゲ、暴言、挙げればきりがない、
残虐非道な行いの数々、あいつら寄ってたかって、人をおもちゃにしやがって。
なんという理不尽を受け入れていたのか、
この屈辱を晴らすためなら、なんだってやってやる。
自分の名前はなんだったか、記憶があいまいだ。
だが忘れはしない。
こいつらの非道な行い、必ず復讐していやる。
思い知らせてやる。俺の怒りを。
しかし、どうして、目の前に現れる光景には、見知らぬ人が多いのか。
もしかすると、これは自分だけの感情ではないのか。。
いったい何人の無念を感じているのだろう。
自分は手遅れだった。
だが、これからの起きる悲劇は防げるかもしれない。
それが自分の存在意義だろう。