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マスターの回想録。  作者: マスター2
1/7

中華村。

マスターは念願の小さな居酒屋を手に入れた。

10年良く頑張った。コロナのせいにすれば体裁は良いが実質、コロナが流行る少し前に店を閉めている。

8ヶ月分家賃を溜めてしまった。大家さんも良く我慢してくれたもんだ、

月2万の返済で2年完済の約束をして店を開け渡した。

これから話す事は特に何のオチも無い、只マスターの人生で、そこそこ面白かったエピソードを綴る、

回想日記見たいな物だ、お付き合いして頂けたらうれしいです。

まずは中華村ですね! マスターは店を閉めた後 気付いた事が有ります。お金が無い!そりゃそうですね。

「マスターはマスターでは無くなったので以後(なすび)で通します」

なすびはハローワークでレアな求人を見つけました。

[コテージのお仕事。アルバイト時給1500円交通費1000円]

地方の温泉街では破格の求人でした。

履歴書を送り、後は連絡待ちです。

しかし なかなか連絡が来ません、募集人数が10人位でしたか、

求人が殺到して書類選考で落ちたかと思った2週間程過ぎた日に知らないケータイ番号から着信が。

電話に出ると アクセントの悪い若げな女性の声で

(来週の○曜日○時です)と言って電話は切れました。名乗らず場所も告げず何とも理解するのに少し時間が掛かりました。

履歴から折り返すとアルバイトの面接と分かりました。

面接当日、コテージに到着、想像以上に広い敷地。コテージ13棟に母家と言うかホテル並みの大きな建物。そこのロビーで面接は始まった。

求職者は なすびの他3人、女性30代位1名と男性30代位2名 少ないとは思ったが時間差で面接を行っていると理解した。

面接官と言うか若い男性が2名に年配の男性が1名と

若くて綺麗な女性が1名が会場の上座に座っていた。


年配の男性が求職者の名前を呼ぶ、なすびより先に来ていた男性だ、彼は席を立ち面接官の元へ移動する と言ってもロビーの応接セットの空間、ソファーを1つ移動しただけ、不思議な空間で面接は始まった。


誰もが年配の男性がリーダーだと思っていたが、年配の男性は応接セットのサイドに座っていた。

上座の若い男性が口を開く、不意を突くアクセントだったが聞き覚えは有る、中国語だ、

なすびは慌てて求人票を開く、代表者の名前が(ワン)だった。

上座の男性が多分ワンさん。

ワンさんが早口で話した後、サイドの年配の男性が説明する、彼は通訳でした。残りの若い男女は最後まで何も喋らなかった。謎だ。


面接の内容はシンプルで志望の動機と自己アピールだけだった。1人目の男性は本業が芸術家で住み込みを希望しアート活動とコテージの管理と雑務を兼業したいと言っていた。


2人目の女性は中国語の話せる人で通訳が無かったので何を話しているか解らなかった。


3人目の男性は調理師で調理長希望。某ホテルの調理師として働いてる様だが通訳が言うには調理場は まだ起動しないので

コテージの掃除や雑務をこなしてほしいと……


現場に着いて気が付いたのが、ここのコテージはまだオープンしていない。


[後に解るのだが中国の投資家が日本の土地を買収している。ここは有名企業の保養所をワンさんが買取り。山荘、キャンプ、温泉とリニューアルする予定だそうだ]


求職者達が帰る際、採用結果は後日連絡。と通訳が言っていた。


最後に なすびの番だが なすびはかなり緊張している

何か国際的な面接。通訳付きの面接って そう無いでしょ!

なすびは まず志望の動機をギャラの良さ と完結に。自己アピールは、スキルを生かして何でも遣ります。と、これも完結に。

するとワンさんは立ち上がり握手を求めて来ました。通訳の男性が(明日から働けますか?)と言い、なすびは高収入の仕事を手に入れた。





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