第14話
数日たって、弟氏から連絡が来た。
頭の硬い議員からは賛同は得られず絵空事と笑われたとのことであった。
しかし、青年議会と言う市内の中学・高校・大学の各校から数名ずつの選ばれた学生と模擬議会の提言の1つに今回僕たちが話したことが取り上げられたとのことであった。
提言されたときの内容としては、放置竹林問題は【自然環境についてこれからできること】獣害被害については【これからの農業や食糧生産について】と形を変えて話し合われたとのことであった。また、話し合いの中から派生して【高齢者が安全に暮らすための地域の取り組み】や【健康意識の向上と健康管理】の一部のにも切り込んでいったようだ。
弟氏は家ではアレだが、外では超優秀であり論理派であるため家で俺と話をしたのが良い意味でロールプレイングになっあようだ。
なお、弟氏がさらに優秀に見えるようにある種のドーピングをしてある。(合法)
まあ、これでしばらくは穏やかな日々が続くのではないかな?
『そんなことより来週からイベントだからな今のうちに宝石集めとかなきゃ。夜になったら職場のメンバーと狩りだからなぁ』
「にいちゃゃゃゃあぁぁぁぁん!!!!!」
スマホのゲームアプリを立ち上げる刹那、弟の個性的な「兄ちゃん」にさえぎられる最悪な展開がこれからの物語を予測させる。