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市民のみなさん!僕たち兄弟に清き一票を

「兄ちゃゃゃゃあぁぁぁぁん!!!!」


撮り溜めたアニメの消化とゲームのイベントノルマの為に当てる貴重な時間を弟の個性的な「兄ちゃん」にさえぎられる最悪な展開が今週もやってきた。


『兄ちゃんの心は三次元におりませんので面倒な要件ならお引き取りください』

二次元のカワイイ妹キャラならまだしも、三次元の長身、さわやかイケメンの実の弟にさえない会社員の貴重なオタク時間を邪魔されたくないと、モニターから視線をそらさずに背中を向けたまま返す。いつも通りに。


弟のハイスペックについては、どうせ避けて通れないからいずれ説明する日が来るだろう。


まあ、最近の弟の悩みは市長として市民からの“市民の声”と地方独特の問題が25歳の若者に重くのしかかっているようだ。あと人間関係、これについては極力関わりたくない。


「兄ちゃん聞いてくれよ。また、議員たちが僕をいじめるんだよ」


『僕が未来から来た某猫型ロボット、兄えもんなら秘密道具を家族割引で貸してあげるよ』

相変わらず弟とは視線を合わさないが、話しはしっかり聞いてみる。弟からは12月の議会に向けてふるさとへの取り組みや環境問題、高齢者問題など問題ごとが山積みなので助けて、お兄ちゃんとのことであった。

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