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WORLD REWRITING  作者: ユウキ ユキ
十二星座壊滅篇
29/59

今後の行動

「・・・ということで、しばらく私はノアンと共に行動するんですけど、大丈夫でしょうか?」

「ああ、問題ない。焔赤兜(ホムラアカカブト)は我さえいれば平気だ。ノアンを頼んだぞ」

了解(ニーカ)

ザギンがノアンのことを全く信用できずにいたのでベニカが『私も一緒に行動する』と言ったのだが・・・。

「あいつが いっしょに いても なにも いみがない。だから、おれもついていくことにした。レオネ、おれが るす のあいだ おうこくきしだん をたのんだぞ」

「お任せください!(というか、あなたがいる時にもオレが団長の仕事もやっていたので何も変わらないんですけどね‼︎)」

ベニカが一緒にいるだけでは不安だということで、ザギンもついていくことになった。そして、ノアン、ベニカ、ザギンの三人パーティが結成されてすぐに、今後の行動についての話し合いが始まった。この場にいる人達では人数があまりに多い為、この話し合いでは王とヤヴェル、各団や隊のリーダーだけが参加することになった。ノアンとベニカも例の存在と同じ復讐者、そしてノアンの監視役ということで特別に話し合いへの参加を許可された。(例の存在とはレリカのことである)

「では今後、例の存在をどのように対処するかについて意見のある者はどんどん言ってくれ」

まず最初に王様が例の存在の対処方法について意見を募った。

「今後の行動についてですが、例の存在の動きにも気をつけつつ、下僕にされた砂漠の十二星座を救いたいと思っております」

最初に意見したのは焔赤兜(ホムラアカカブト)の将軍シャブニカだった。

「それについては僕も同意見だ」

「わ、私も賛成です!」

シャブニカの意見に復讐者のノアンとレオン隊の副隊長クレンが賛成した。レオン隊は隊長が不在のため、代わりに副隊長のクレンがレオン隊代表として話し合いに参加している。

「そんなことしねぇで ちょくせつ その れいのそんざい とやらを たおせばいいじゃねーかよ」

ザギンはシャブニカの意見に賛成はせずに例の存在、つまりはレリカを直接倒すという意見を出してきた。

「ザギン、お前はあいつの強さを知らないからそんな事が言えるんだ。今の状態であいつと再び戦ったとしても確実に我らが負ける。だから、少しでも共に戦う仲間を増やすために下僕の十二星座を助けるんだ」

レリカの恐ろしさと下僕にされた砂漠の十二星座を助ける真の理由をベニカがザギンに説明した。

「だめだな」

「なにがだ?」

「おまえのいったとおり、おれは れいのそんざい のつよさを しらねーから なっとく できねぇ。やっぱ、れいのそんざいってやつを ちょくせつ たおしたほうが いいっておもっちまうなぁ」

ザギンはベニカの話を聞いても例の存在を避けて砂漠の十二星座を助けることが納得できないらしい。

「なら、ザギン!」

「ん〜?なんだぁ?おまえは たしかぁ ふくしゅーしゃのノアンだっけか?」

「そうだ、僕は例の存在、レリカと同じ復讐者。僕に勝てるのならレリカにも勝てる可能性はあるかもしれない。でも、僕に勝てなかったら君はレリカにも勝てやしない!」

シャブニカの意見や、ベニカの話を聞いても納得することのできないザギンを自分の考えを考え直させるために、ノアンがザギンを挑発して(さそって)いる。

「ノアン、お前まさか‼︎」

ヤヴェルがノアンの言動の意図を感じとったのか動揺を隠せずにいる。ベニカもノアン意図がわかっていたが、ノアンの力を知っていたので何も言わなかった。

「おもしれぇ、ようは おまえに かちゃぁいいんだろ?」

ノアンの思惑通り、見事にザギンが挑発にのってきた。

「そうだ!でももし、僕に負けたらシャブニカの意見で今後、僕達と一緒に行動してほしい」

考え直させるついでに自分達の意見に従うように言ってみた。

「いいだろう。よし、さっそくはじめようか!」

ついでに言ったことが了承された!しかし、返答してすぐにザギンが王邪の槍(キング・ランス)を構えてノアンに突撃しようとしてきた!が、その時‼︎

「待て!」

王様がザギンの攻撃を言葉で止めた。

「ちっ!なんだよ!おーさんよぉ!これから ノアンと たたかうんだよ!じゃますんなっ!」

ザギンは戦いが始まろうとしたところを止められて少しムカついている。だが、相手は王なので乱暴はできない。

「違う!話を最後までちゃんと聞け!戦いをやめろとは言っとらん、ただ場所を変えてからやれという事だ。ここで戦うな」

今現在、話し合いをしている場所は玉座の間である。王が戦闘を止めるのも納得できる。

「なんだよ、そういうことか!そんじゃ、ばしょいどうだ、ノアン!」

話し合いの途中だったが、ノアンとザギンの勝負のために全員、城の中にある王国騎士団がいつも訓練で使っている訓練場にやってきた。

「ここなら存分に実力を発揮することができであろう」

王様が案内してくれた訓練場の広さは縦横高さの全てが二百メートルほどの大きな空間だ。

「そうだな、てか、こんな ばしょ あったんだな」

「なんで王国騎士団団長のお前が知らないんだよ‼︎」

ザギンの言葉に思わずヤヴェルがツッコんだ。しかし、そんなヤヴェルをスルーしてザギンはノアンとの勝負のために訓練場の真ん中に向かった。

「おい!ノアン!やるぞぉ!おれと しょうぶだ!」

真ん中に着くとやる気満々でノアンを呼んだ。

「やる前に確認だ。僕に負けたらシャブニカの意見で今後、僕達と一緒に行動してもらうぞ?」

早く戦いたいザギンとは違って、ノアンはしっかりと戦った後のことを確認している。

「わかってる。おれが まけるわけねぇが、もし まけたら すきに しやがれ」

「それじゃあ、やろうか!行くぞザギン!」

ノアンは空気の剣(エアスパーダ)を生成し、構えた。

「かえりうちにしてやるよっ!」

ザギンも王邪の槍(キング・ランス)を構え、ノアンの方に真っ直ぐ突っ込む姿勢をとった。

「それでは、ノアンvsザギンの今後の行動をかけた勝負を開始する。始めっ!」

王様の号令でノアンとザギンの戦いが始まった。先に動いたのはザギンだった。戦いが始まったと同時に王邪の槍(キング・ランス)を構え、光速走行(ハイスピード)を使って真っ直ぐノアンの方へ向かっていった。

「くらえっ!突進撃槍(アサルト・スピア)!」

ザギンの技の突進撃槍(アサルト・スピア)とは、光速走行(ハイスピード)を使って自身のスピードを強化して相手との間合いを瞬間的に詰め、王邪の槍(キング・ランス)の届く距離になったら筋力増強(フォークゼスリー)でパワーを強化し、スピードに乗った勢いで一気に相手を王邪の槍(キング・ランス)で突くという技だ。しかし、ノアンはその場で不動だった。ザギンの構えた姿勢から突っ込んでくることは予測できたが、ノアンはその場から動かなかったのだ。なぜなら、ノアンにはザギンの攻撃を無効化させることができたから。

「その槍に攻撃力が有ることを無にする」

“ドスッ‼︎”

ザギンの攻撃がノアンに命中した。が、しかし‼︎ザギンの王邪の槍(キング・ランス)はノアンの着ている服すらも貫通していなかった。そして、そのままノアンは自身の武器である空気の剣(エアスパーダ)をザギンの喉元に当てた。

「くっ‼︎、こ、こうさんだ‼︎まいった!おれの まけ でいい!くそっ!」

「そこまで!ザギンが降参したため、勝者はノアン!この勝負、復讐者ノアンの勝利!」

王様がザギンの降参を聞き入れ勝負はノアン勝ちに決まった。

「やったぁ!これでザギンも今後の行動はシャブニカの意見で行動してもらうぞ!」

「わかってるよ!まけはまけだ!やくそく だからしかたねぇ、さっさと けぼく の れんちゅう を たすけにいくぞ!!」

こうして、ノアンvsザギンの勝負はノアンの圧勝であっという間に幕を閉じた。今後の行動もシャブニカの意見で決定し、準備が整い次第下僕にされた砂漠の十二星座を助けに行くことになった。

こんにちは!作者のユウキ ユキです!最近はたくさんのゲームを同時にやっていてとても大変です。でも、楽しいからそこまで問題はないです!ただ、心配なことが一つだけあって、ゲームで行われているイベントの期限までに、ゲーム内でやること全てやろうと思っているのでちゃんと期限内に終わるかどうかということだけが心配です。でも!一日の中の時間をうまく使って頑張ろうと思ってます!期限内にしっかり終わるといいなぁ〜。では、また次回〜

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