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WORLD REWRITING  作者: ユウキ ユキ
十二星座壊滅篇
20/59

戦闘開始‼︎

「きますよ、皆さん構えてください」

「言われなくても構えてるよっ」

「やあやあ!メメネちゃんは危なくなったら僕のところに来るといいよ!」

「はいはい、わかりました」

メメネはアクセスの言葉を軽く受け流した。

「油断大敵!よそ見してんじゃねーよっ!」

シンクがアクセスに斬りかかった!しかし、シンクの短刀はアクセスには掠りもしなかった。

「やあやあ!なんで君はよそ見してないのに攻撃が僕に当たらないのかな〜?」

「よっ、余計なお世話だ!」

次の攻撃を繰り出そうとシンクが短刀を構え直すと、なぜかアクセスがシンクから離れていく。

「なっ、てめぇ!逃げるのか⁉︎」

シンクには逃げてるように見えても、アクセスは別に逃げているわけではなかった。アクセスはシンクとの間にある程度の距離を保とうとしていたのだ。その理由はアクセスの武器にある。

「やあやあ!逃げてないよ〜。これが僕なりの戦いなのさ!」

アクセスは両手に五本のナイフをもちながらシンクと距離を保っていた。

「何が戦いだ!全然戦ってないっ!そのナイフで斬りかかってこいよ!」

「やあやあ!君はわかってないね〜。ナイフで斬る攻撃なら最初の攻撃もそうしてるよ」

「は?最初の攻撃?お前がいつ私に攻撃してきたんだよ!」

シンクの言う通りアクセスはまだ()()()()()攻撃はしていない。

「やあやあ!君はおバカなのかな〜?」

「うるせぇ!」

「僕の最初の攻撃は君じゃないよ。思い出してごらんよ、なぜ君は三人の中から僕を選んで斬りかかってきたんだい?」

シンクはアクセスの言う通り、隣にいたメメネやレオードには一切目もくれずに、抜刀して迷わずアクセスに斬りかかっていた。

「お前がベニ姐、いや、副将にそのナイフを投げてきたからだ!」

「やあやあ!その通り!僕の最初の攻撃よく憶えてるじゃん。投げナイフ(スローイングナイフ)

“ビュッ!”

音がしたと思った次の瞬間、シンクの目の前に二本のナイフが飛んできていた。

「うおっ⁉︎あ、危ねー‼︎」

シンクは抜群の反射神経で一本は避け、もう一本は自身の短刀で弾いていた。

「やあやあ。よく避けたね、正直驚いたよ」

アクセスはシンクの反射神経の凄さを実感した。

「舐めてんじゃねーぞ!こっちだって伊達に十二星座焔赤兜(ホムラアカカブト)の一員やってねぇんだよ!」

「そっか。じゃあ、全力でいくよ!」

そう言った次の瞬間、

“ビュッ!ビュッビュッ!ビュッ!”

アクセスがいっきに残りのナイフを投げた。合計八本のナイフがシンクめがけて飛んでいく。

「やあやあ!さあ!そろそろ君の全力も見せてくれ!」

「く、くそっ!仕方ない‼︎」

“詠唱、強化魔法・・・光速走行(ハイスピード)

シンクは魔法を使い、自身の移動速度を強化した。


その光景を見ていた外野では・・・

「シンクって魔法使えたのか⁉︎」

シンクが魔法を使ったことにノアンは驚いている。

「そりゃ、魔法くらい使えるよ〜」

「ひょっとしてノアンは魔法が使えないのか?」

セツキとベニカの二人は当然のような顔をしてノアンを見ている。

「えっ?ひょっとして二人も使えるの?」

「十二星座のほとんどの人達は使えると思うよ〜」

「魔法は戦いには便利だからな。でも我々、焔赤兜(ホムラアカカブト)はあまり使わないようにしている」

「え?どうして?」

「魔法には何を使うか知っているか?」

「魔力?」

「その通り、魔法を使うには魔力が必要不可欠だ。しかし、魔力には人それぞれ一日に使える限度がある。だから我々は魔法に頼りすぎないようにする為に己の剣技のみで戦うようにしている。ただし、己の剣技だけでは敵わないと思った相手と戦う時は魔法を使って自身を強化し、戦うようにしている」

「え、じゃあ、シンクが今魔法を使ったのって‼︎」

「ああ、己の剣技だけでは敵わないと思ったのだろうな」

外野の三人は目の前のシンクvsアクセスの戦いに夢中で、その奥にいるメメネとレオードの存在を忘れていた。


砂漠の十二星座バランス隊のアクセスはシンクにはとても戦いづらい相手だった。

「くっそー、避けてるだけでこっちは攻撃できねー‼︎」

アクセスが投げた八本のナイフをシンクは反射神経と強化魔法の光速走行(ハイスピード)を駆使して全て避けきっていた。

「やあやあ!今の!凄い速さだったね〜」

「まあな!だが、これでお前の唯一の攻撃手段であるナイフは全て・・・えっ?」

シンクがアクセスの手を見て驚いた。

「やあやあ、ナイフが無くなると思ったのか〜い?やっぱ君はおバカなのかな?」

全てのナイフを投げきったはずのアクセスの手には先程と同じ十本のナイフがあったのだ。

“ビュッ!”

そして、また二本のナイフを投げてきた。

「もうナイフは当たらねぇよ!」

シンクは飛んでくるナイフよりも速く動き、ナイフを避けた。

「やあやあ!やっぱりおバカだね〜、親切に教えてあげようと思ってわざとゆっくり投げたのさ」

「嘘つけっ!」

「嘘じゃないよ〜!僕のナイフのこと教えてあげるよ」

そう言って三本のナイフを持ってる方の手を前に出した。

「よ〜く、見ててね」

“詠唱、創生魔法・・・魔力のナイフ(マジックナイフ)

すると、その手の中に新たに二本のナイフが魔力によって生み出された。

「なっ‼︎魔力で作ってたのかよ!」

「やあやあ!そのとーり!僕のナイフは尽きないのさっ!どんどん行くよ〜!」

“ビュッ!ビュッビュッ!ビュッ・・・”

アクセスは延々と魔力で作ったナイフを投げ続けている。それに対し、シンクは魔法で強化した速度で避けながらアクセスに近づこうとしているが、アクセスもシンクとの距離を保ちながらナイフを投げている為、一向に距離が縮まらない。

「やあやあ!ちょっとタイム〜!」

急にアクセスが攻撃をやめた。すかさずシンクは距離を詰めた。

「命を懸けた戦いにタイムなんで存在しねーよっ!」

間合いにアクセスを捉えたシンクは問答無用で斬りかかった。

“キンッ‼︎”

しかし、アクセスに刃は届かなかった。なぜならアクセスが手にある魔力で作られた十本のナイフを一本の剣に作り変えてシンクの攻撃を防いだからだ。

「くそっ‼︎チャンスだったのに!」

「やあやあ‼︎ちょっとタイムって言ったでしょーがっ!まったく、人の話を聞かないおバカレディだな〜」

「うるせぇってんだ!じゃあ、待っててやるから!何がしたいんだよ⁈」

「いやね、僕と君しか戦ってないじゃん?他の人達も“戦えよっ!”って言いたかったのさ〜」

アクセスは自分とシンクしか戦っていないことが少し不満だったらしい。

「アクセス、あなたも人のことを言えないおバカですよ」

「やあやあ〜、メメネちゃん!早くあっちの三人倒してきてよ!」

「はいはい、わかりましたよ」

メメネがノアン達の方へ歩き出した。

「それじゃあ、僕も戦うかな」

向かってくるメメネを見てノアンも戦おうと、心の準備をしたが、ノアンにはまだ出番は無かったみたいだ。

「いや、ノアンはここで見ていてくれ。同じ十二星座として、私達が相手をする」

「そうだぜ、ノアン!私らに任せてお前は金髪のヤバい奴が参戦してきた時に備えとけ!」

「シンクの言う通りかな〜」

どうやらベニカ達はシャブニカ将軍と同じ十二星座のリーダー達が相手でも勝つ気満々でノアンの手は借りないみたいだ。

「わかった。でも、相手は十二星座のリーダーだ。十分気をつけろよ!」

それでも、ノアンはベニカ達が心配らしい。

「心配するな、さっきは君に守られたが、今度は気を抜かずに本気でやる」

そう言うと、ベニカは近づいてくるメメネに目線を向け、腰にかけた刀を静かに抜いた。

こんにちは!作者のユウキ ユキです!実は私には6年くらい前から集めているものがあります。それは何かというと“1円玉”です。コンビニなどでわざとピッタリ出さずにお釣りで1円玉を貰って貯金箱(自動で金額を数えてくれる貯金箱)にいれての繰り返していました。そして、最近なんと集めた枚数が1000枚になりました!!(1円玉なので1,000円です)でも、これで終わりではありません。これからも1円玉を集めていきます!頑張ります!ではまた次回〜

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