表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

常識を疑ってみる。不景気の原因は増税なのか?

作者: 歌雅手ミル

こんにちは。

このエッセイは常識みたいに語られていることをチョット疑ってみるだけのエッセイだ。

だから十分な証拠はないし、ソースを示すこともない。

常識を疑うのに証拠はいらないからね。

教科書を疑えって、偉い人も言ってたし。



さて、今日疑うのは「増税したから不景気になった」だ。


不景気なんだから、減税が当たり前。消費税増税なんてバカ。


こんな発言聞いたことないかなぁ〜

僕はちょくちょくこの種の発言を聞いている。ツイッターやってるからかな?

………うん。

僕も最初は共感した。

「そうだ。税金を安くしろ!」

だって、税金は安いほうがいいもの。当たり前の感想だよね。

でも、何度も聞いているうちに違和感を持ったんだ。


断定、断言、常識、当たり前、等々。


僕がひねくれ者だからかな。やたら強い言葉で決めつけられると逆に疑いを持っちゃうんだ。

政治家だって、バカじゃない。本当に常識で正しい景気対策なら、減税するんじゃないかな?


んっ? 利権?


まぁ、とにかく疑った。

だから調べてみたんだ。


と言っても、これが難しい。

確かに最近税金は上がってる。

消費税は5%、8%、10%(来年?)

上げた直後は反動減があるそうで、これが不景気の原因になる。でも、この景気減退効果が長く続くものなのかはわからなかった。

「税金が高くなったから、買い控えよう」

はわかる。

「5年前に税金が高くなったから、買い控えよう」

これはどうだろう?

少なくとも、増税でその後の景気が悪くなり続けるという証拠は見つからなかった。


そこで少し発想を変えた。

好景気の時代は税金が安かったのか? に。


逆に〜というやつ。


そこで調べたのは1980年代。バブル景気。誰もが認める日本の好景気だ。

古い?

仕方ない。日本の本格的好景気はココまで遡る必要がある。



調べて僕は衝撃を受けた!

消費税がない!


好景気 = 税金が安い


の結論でこのエッセイが終わってしまう。でも…………それじゃあ面白くない。


もう少し調べたら、消費税の代わりに物品税があって、贅沢品は今より高い税金だったことがわかった。

これはどうだろう?

税収から考えると今の方が高税金だが、景気対策で考えると贅沢品に高税率の方が影響ありそうだ。生活必需品はどっちにしても売れるだろうし。

判断は保留とする。


もっと面白いこともわかった。

所得税と住民税を合わせた最高税率は80%を超えていて、今の最高税率55%よりずっと高かった。

相続税や法人税も今の税率よりずっと高い。


これはもう今より高税金と言えるのではないかな。

よって


バブル景気 = 高税金


の図式が成り立つ。

良かった。調べたかいがある。



でも何故だろう?

時代背景が〜 という理由もあるけど。

高税金の方が好景気という分析は見つからなかった。当たり前か。


ここは想像力に頼ろう。

僕は会計が少しわかる。だから、収入から経費を引いたものが利益になることを知っている。

この利益に税率をかけて、税金が決まる。


高税率の税金を嫌がって経費をたくさん使ったから、好景気だったのではないか?


あくまで仮説であり、僕の想像にすぎないものだ。

だけど、このエッセイの目的は「増税したから不景気になった」を疑うこと。

疑うには十分な理由が出来たので、このエッセイは終わりにしよう。



いや〜常識を疑ってみるの面白い。疲れるけど。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 朝鮮社会党による阪神国土破壊、阪神大虐殺 朝鮮民主党による東日本国土破壊、東日本大虐殺、原発テロ そしてそれを利用した反原発 現在、日本経済のマイナス要因
2019/09/04 17:55 退会済み
管理
[良い点] 発想が面白いです。 確かに、 法人税や所得税は、 高くすると、 景気を良くする効果が有ります。 日本が不景気なのは、 意図的なものです。 [一言] 自分の給料を決められる立場の人、 つま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ