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ボクの完璧美少女な弟子は変態すぎて手に負えません(笑)  作者: 花水木
3章 風邪と変態にはご注意を
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スカートの中には男の夢が詰まっているのです(夢)


 とある日の休日。定期テストがを終わり、テスト勉強という苦行から解放されたボクは、部屋の中でベットに寝転びながら積ん読を消化していくという、なんとも怠惰な生活を過ごしていた。

 こんな日々が永遠に続けばいいのにと思う最中、ケータイのバイブレーションが作動する。


「(誰だろう?)」


 画面に表示された番号に見覚えがなかったので、不審に思いながらも電話に出る。


『もしもし、あたし、あたし。ちょっと事故にあっちゃって』


「新手の詐欺か何かですか?」


 声で誰だかは大体見当がついたが、ここはあえて知らないふりをしてみる。


『えっ?この前あたしとあんなことをした仲だっていうのに、もう忘れちゃったの!?……この甲斐性なしっ!」


「あんなことって言われても普通に勉強会をしただけなんだけど……。シズネ、それで何の用なのさ?」


 なんでボクの携帯番号を知っているのかも気になったのだが、今のノリのうざいシズネに聞いても答えてくれなさそうなので、手っ取り早く話の根幹を問いかけた。


『あー、うん。暇だし、温泉にでも行かない?あたしの進級祝いも兼ねて』


「お、温泉!?な、なんでそんなとこに行こうとするんだよ?」


 想定外の行き先に激しく動揺するボクの声と対照的に、電話越しに高揚感溢れるシズネの声が弾む。


『あたしが行きたいんだし、いいでしょー?』


「別に嫌なわけじゃないんだけど……」


 妄想に浸って若干言葉を濁すボクに、シズネはやたらとテンション高めに返してくる。


『その返事はOKっていうことでいいよね。となると、今から一時間後に駅に集合ね。それじゃあ』


「って、ボクはまだ行くなんて一言も言ってな…………切れてるし」


 携帯からツーツーと電話の切れた音が耳に残り、深いため息をついたボクだったが、数分すると鼻歌を鳴らしながらきっちりと温泉への準備をするのであった。




「晴人くん。女の子を待たせるとは何事かな?」


 駅で待ち合わせということなので、時間より少し前に来たというのに、シズネはご立腹のようだった。


「ごめんごめん」


 今日のシズネのコーディネートは、秋らしい明るい茶色のカーディガンにそれを引き立たせる白いシャツ、そして女の子らしさをビンビンと感じさせるピンクのスカート。

 一つ残念な点を挙げるとすれば、そのスカートの丈が膝の下まであり、ラッキースケベの見込みがないことぐらいである。


「時間にルーズな男の子はモテないんだからね」


「そんなこと言たって。ほら、まだ集合の五分前だよ」


 謂れのない怒りの矛先を向けられ、ボクは若干イラっとして、シズネの顔の前に腕時計を見せつける。


「むぅぅ、そんな口答えする晴人くんには、こうだっ!」


 そう言いながら、自身のスカートをめくり上げ、ボクに見せつけてくる。

 周囲の目があるというのに、シズネは気にする様子もなく、またボクも隠してあげようともせず、鼻の下を伸ばしてスカートの中をガン見する。


 スカートの下から見えたのは、絶対領域から覗かせる純白で柔らかそうな太もも、そしてもう少し視線を上げると、そこには……。


「…………」


「残念でしたー。このスカートはキュロットスカートって言って、中に下着が見えないようになってるんだよ。期待した?ねぇねぇパンツが見えるんじゃないかって期待した??」


「……べ、別に興味なんてないし、一ミリも期待なんかしてないし。…………そんなくだらないことしてないで早く電車に乗らないと、着く頃には夕方になっちゃうぞ」


 期待で心を膨らませていたことを悟られまいと、必死に目をそらすボクだったが、視界の隅でしてやったりといったシズネのしたり顔が見え、羞恥で顔を手で覆い隠した。




「晴人くんはさー、電車だったらどれが好きなの?」


 温泉街までの電車を待っていると、シズネが鉄道の路線を見つめながらそんな質問をしてくる。

 こんなことを聞いてくるのであれば、シズネは俗にいう鉄オタという部類の人なのだろうか?と思案しながらも、ボクはパッと頭に浮かんだものを適当に答える。


「えっと、東京メトロとかかな」


「そういうのじゃなくて、普通電車と新快速電車だったらどっちがいい?」


 ボクの浅い知識に満足いかなかったのか、不満そうな表情でなお問いかけてくる。


「それってどういうこと?」


「いいから答えてみてよ」


 答えを急かされ、ボクは直感的に思ったことを口にする。


「んー、まぁ新快速のほうがいいかな。速く行くし」


「そうだよね。速くイクほうがいいよね」


 わざとらしく()()の部分を強調して言っていたが、それに触れることなく質問の意味を問いかける。


「で、なんでそんなこと聞いたの?」


「やっぱり晴人くんは液を飛ばすほうが好きなんだなってこと」


 ニヤニヤと笑みをこぼしながらボクの表情を伺ってくるシズネに、渾身のツッコミを放つ。


「ボクはそんな変な意味を込めて答えてないよ!」


 『駅を飛ばす』と、『液を飛ばす』だなんてとんちの効いたことを思いつく辺り、この人は変態に違いないと改めて思った。


挿絵を書こうとして何時間か費やした挙句、完成した絵を見て私には向いていないと確信しました。

何より小説書くほうが楽しいですし。面白いかどうかは別として……。

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