帰路
試合終了後、現地解散となり、敦と帰ろうしたら
向こうから、梓と篠田さゆがこっちに向かって歩いてきた。
梓「おつかれー!惜しかったねー!でも、めっちゃ感動したよ!ねっ?」
さゆ「うん!感動した!私泣いちゃったし(笑)」
敦「あー勝ちたかったー!」
自分「ほんと勝ちたかった…」
梓「でも、まあしょうがないよ!3番ファーストの誰かさんが打たなかったからね!」
敦「お前、俺の傷口に塩塗るなよな(笑)鬼か(笑)」
梓「ごめんごめん、冗談だって!」
自分「お前たち仲良いな(笑)」
梓「そう?じゃあ、仲良いから、敦と二人で帰るわ(笑)」
敦「は…?あっ、あー。そうだね(笑)」
さゆ「えっ」
自分「えっ」
敦「じゃあ、ばいばい(笑)」
自分「おい!ちょ、待てよ!」
敦「キムタクかよ(笑)」
2人は行ってしまった。
自分「帰ろうか」
さゆ「うん」
自分「…」
さゆ「…」
自分「うーんと…」
さゆ「あの!」
自分「へっ?」
さゆ「今日の試合ほんと惜しかったね!壮君が打った時、みんな凄かったんだよ!私もめっちゃ嬉しかったし!」
自分「ありがとう!俺、今まで生きてた中で一番嬉しかったからね(笑)」
さゆ「私も一番かも!」
自分「へっ?」
さゆ「ごめん、一番は言い過ぎた(笑)」
自分「だよね(笑)」
さゆ「でも、ホントに壮君が打ってくれて、嬉しかったんだよ!」
自分「ありがとう!今猛烈に嬉しい!」
さゆ「うん!なんか、こんなに話したの初めてだね。」
自分「そうだね。1年の時クラス一緒だったのに、全然話さなかったし、塾も一緒だったのにね(笑)」
さゆ「うんうん。まあ、塾はやめちゃったけど(笑)」
自分「そう、あれやめたのびっくりしたよ。今は駅前の第3ゼミに行ってるんだっけ?」
さゆ「そうそう、よく知ってるね!」
自分「敦から聞いたよ。」
さゆ「ホントはやめたくなかったけど、お父さんがね…」
自分「第3ゼミの方が優秀な人多いしね。クラスの頭良い奴ら、みんな第3だし!」
さゆ「私は一合塾の方が良かったけど…」
自分「うちゆるいからね(笑)」
さゆ「そうそう(笑)あっ、私ここ右だから」
自分「あっ、もうか…」
さゆ「ん?」
自分「いや、えーっと…、あのー、そのー」
さゆ「どうしたの?」
自分「明日って、空いてる?」
さゆ「朝から部活だけど、昼からなら。」
自分「一緒に映画行かない?」
さゆ「いいよ!ナルト見たい!ナルト見よう!」
自分「分かった!ナルト!(ナルト見たことないけど)」
さゆ「じゃあ、メアド教えて!」
自分「携帯持ってない…」
さゆ「うーん」
自分「明日の13時に、中央公園待ち合わせでもいい?」
さゆ「わかった!じゃあ、また明日!」
自分「また明日!」
やっとまともに話すことができた。
しかも、デートの約束までできた。
なんか上手く行き過ぎてるような気がするが…
まあ、いいや!
明日が楽しみすぎてやばい!




