リリア
ドアを開けると、リビングだった。
「綺麗に整ってる…。」
部屋は、これでもか!!っと、言うほど綺麗に整えられていた
部屋の中には、テーブルとイス、薪が燃える暖炉があり、部屋の中を暖めていた
「おはようございます。ご主人様。」
「あっ、おはようございます。って、え?」
部屋の中には誰も居ない。って言うかご主人様?
「私ですよ。よいしょっと。」
暖炉から何か出てきた。
「熱く無いの?」
「大丈夫です。今まで寝てたので…。」
出てきた物をよく見ると、羽の生えた生き物だ、
なんだこれ?
「私の名前はリリアです。よろしくお願いします。ご主人様。」
「えっと、ハルナです。」
「えっ?ハルナさん………?」
「ハルナです。」
生き物が固まった。本当に固まってしまった
「失礼ですが…。男性ですよね?」
「バリバリの女性です。」
……………。
暖炉の薪が崩れた
……………。
………。
……。
「まぁ、大丈夫でしょう。」
「何が!?」
リリアと名乗った生き物は、地面で1回転すると炎が舞って、次の瞬間には薄い赤色の服を着た女の子になっていた
「どうも。フレアドラゴンのリリアです。よろしくお願いします。」
人間の姿でそう言った
まぁ、待て。よく理解できないし、理解するつもりは無いが、なんだこの状況?
リリアと名乗った生き物、今は人間の様なので女性と言っておこう
「取り合えず、こちらに座って下さい。ハルナさん。」
「あっ、はい。」
リリアに促され、テーブルに向い合わせで座る
「……………。」
「……………。」
居心地の悪い沈黙が続く
「…………………。」
「…………………。」
「…………………。」
「……………。(´;ω;`)。」
リリアが泣き出しそうな顔になった
「ちょ、ちょと待って!!大丈夫!?何処か痛いの?」
「自分があまりにも不甲斐なくて…。折角勇者さんのパートナーになれたのに…。」
「大丈夫。不甲斐なくなんて無いよ!!立派なパートナーだよ!!」
「あ、ありがとうございます!!」
あれ?なんかおかしな方向に向かってない?
………。勇者って言った?
「あらためまして、ハルナさん。私と一緒に勇者になってこの世界を救って下さい!!」
あぁ、私は勇者になるのか…。
ちなみにこの話は即興で作って居るため、変なところが合ったら、西の方角に向かって叫ぶか、コメント欄で教えて下さい。