以外と狂暴なリリア
小瓶を片っ端からアイテムボックスに突っ込む
すると面白いことに
【アイテムボックス】
瓶Α×7
瓶B×4
瓶C×5
のようにまとめられた
試しに瓶Cを出そうとすると、
《瓶Cをいくつだしますか?》
と出た
なるほど、選択形式か。
取り合えず2つとすると、空中に2つの瓶が出てくる
重力な逆らって、空中でピタリと止まっているが…。
「気にしな~い。気にしな~い☆」
もうなんか馴れた
「取り合えずこれだけ持ってリリアの方に戻ろうかな。」
私はこのまた瓶を戻してリリアのいる部屋に戻る
「ただいま。瓶がかなり見つかったよ。」
「そうですか。それに水を汲んで入れられますね♪」
私はいくつかの小瓶をアイテムボックスから出してリリアに見せる
「これなら油等をいれるのにも役に立ちますね。」
「油?何に使うの?」
「火炎瓶です。」
また恐ろしい物の名前が出たな…
「まだ私の魔法では、戦闘には遠く及びません…。ですが、火炎瓶と魔法のコンビならなんとかなります!!」
「うっ、うん。それじゃあ、使うなら気を付けてね。」
「はい!!頑張ります!!」
リリアは食器棚にあった油を瓶に分けていれ、自分が今身に付けているベットカバーの一部を破り、瓶の蓋と導火線の役割を持たせた
そしてそれらをリリアのアイテムボックスに入れて置く、
「そろそろ暗くなってきましたね。今の内に体を拭いちゃいましょう。」
「うん。そうしようか。」
もう吹っ切れたような気がしながら、私は水を沸騰させた
本日、二時間かけて徒歩で歩き、道中のモンスターを倒し、難敵のキメラを2体とサイクロプスを3体と数えきれないほどのシルバーウルフを倒して、ようやく女盗賊のアジトにたどり着きました!!
念願のアイテムを手に入れるために隠し通路を通り、塔を登って転落死
2時間分の労力をすべて無にした私を慰めてください。




