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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
エリスと少女
212/242

空へ

舞い上がった


主に心が


『【あぁ~~~!乙女の太股!!太股が私の身体に当たってるぅぅ~!!あぁ、しかも当たってるだけじゃない!!乗られてる!!乗ってる!!まさに馬乗り状態で!!今までドラゴンの姿になったことは何回も有るけど、ドラゴンの背中に人を乗せたのは初めて!!その初めてを、初めてを!!彼女に!!あぁ、太股………!!……………!?太股だけじゃない!?この、感触、もしかして、お尻!?そうか、尻に敷かれてるのか………!!そうかぁぁ!!そうなんだなぁぁぁ!!彼女に尻に敷かれてるのか!!】』


「どうしたの?飛ばないの?飛べないの?」


『あ、うん。いま飛ぶね。』


あ、危なかった……。危うく自分の世界にトリップしそうに……いや、トリップしてた………


くっ………!! まさか、ここまでやるとはな……!!なかなかやるではないか!!


それにしても、心なしか彼女の声が幸せそうだ


あれかな?尻に敷いたことに興ふ……。いや、空を飛べるからかな?


ワクワクしてるのが背中越しに伝わる


どうして伝わるかと言えば、背中の上でピョンピョン……しては居ないけど、少し落ち着きなく座ってるからだ


そわそわしてるせいか、太股が、太股が!!


『それじゃ、飛ぶからしっかり捕まってね!!』


「んっ!!了解。」


やっぱり、楽しそうだ


翼を軽く動かして、久々に空の旅へ


『よっ、こい……しょ!!』


「う………わっ………!!」


『ごめん!最初はちょい揺れるよ!!捕まっててね!!』


「う、うん!!」


そう言って、ギュット捕まる


あぁ……当たってるぅぅ……


しかし、今は彼女の命を預かる身


ふざけては居られない


翼を動かすのには問題ないと判断


バッサバッサ翼を広げ、大空へ


『そんじゃ、一気に高く上がるから絶対に離さないでね!!』


「わかった!!」


『よし!!いっくよぉ~!!』


初、デート!!



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