ようやく服を乾かす
突発的に抱きついてしまった私だが、この後どうしよう?
リリアは、もう既に赤かった顔がさらに赤くなり、爆発するんじゃないのかってくらい赤い
まるで花火のようだ…。ん?花火?
「あぅ、あぅ、あぁぅ。」
頭から煙が上がってる、あれ?これ不味くない?
「あぅあぅあぁ!!」
「ちょ、!!リリア!?」
ボシュンッ!!という音をたてて頭から煙をもくもくと出し、床にペタンと座り込んでしまった
「ごっ、ごめんねリリア。嫌だったよね………。」
「いえ!!嫌じゃ無いです!!むしろ嬉しく、あのっ、はい…。」
大丈夫のようだ。でも頭から煙あげたのに大丈夫と言えるのだろうか…?
「取り合えず、服を乾かさないとね…。」
「あの、それなら私の魔法でやります!!」
あれ?このパターンさっきもやったよね?
「リリア、もしこれに失敗したら、この小屋から出れなくなるよ。大丈夫?」
「うっ、…。それは………。」
現状、二人だけでも十二分な恥ずかしさが有るが、さらに服がない状態で歩けるのは無理だろう
リリアも納得して、謝った
大人しくロープを部屋にはり、服を乾かす
むぅ?暇だ
服を乾かす間、することもない
またリリアが水を汲んで、今度は薪で燃やしながら飲料水を作る
私はリリアの隣に座って水が沸騰するのを眺める
それにしても暑い。
「リリアは暑いの大丈夫?」
「平気です!!こんなの涼しいくらいです!!」
まぁ、火の中で寝てたしね。
私は火の中では眠れないし、全裸にシーツのみだが熱いものは暑い
「汗だくになっちゃったね。お風呂はある?」
「ないみたいですね…。」
やっぱり無いのか…。トイレはあったけど、お風呂は無いようだ
「汗だくになって気持ち悪い…。後で拭こうかな。」
「解りました。お手伝いしますね。」
はい?お手伝い?
暑いからか、暑い話に為りました。
アイス食べよ☆




