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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
ドランとアリス
201/242

シン

お風呂は気持ち良かった


ちょっと変な臭いのする石鹸で体を洗い、体を暖めてからお風呂から出る


言われた通り、バスローブを羽織って、下着は無いので我慢した


とってもスースーするし、服の着方がわからないから、帯でぐるぐる巻いた


「でっ、出ました…。」


「おう………っ!?はぁ……。」


一瞬変な顔をしたドラン様


でも、次の瞬間にはいつもの真顔になっていた


「なら布団に入ってろ。そんな姿じゃ風邪引くぞ。」


「は、はい…。」


そう言うと今度はドラン様がお風呂場へ向かった


言われた通りにベットに入り、布団を被る


でも、まだ眠くないし、まだしなきゃ…いけないことが有る……から寝ちゃダメ…。





スヤァ………。







・・・・・・・・・・・・・・・・・


「『眠れ子羊。穏やかなモノよ』………っと、こんな感じだったか?」


俺は風呂場から壁に向けて手を出して、呪文を唱えた


これで向こうにいるシンは、よっぽど怒り狂ってたりしない限り眠った筈だ


シンはさっき、かなり危ない格好でやって来た。


危うく頭が真っ青になるところだった


俺はそのまま風呂場から出ていっても良いのだが、体でも洗うか…と思い風呂場へ入ろうとして、止めた


風呂場のなかで一着の下着がかけて有ったからだ


勿論、シンのだろう


多分だが、漏らしたのを洗って、そのまま置いて行ってしまったのだろう


しかたなく、いやいや、面倒だが、下着を手に取り。魔法で乾かす


それはそのままにしておいて、部屋に戻る


ベットでスヤスヤ眠るシン


ダブルベットのため、ベットはひとつしかない


今日も俺は床で寝る





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