シン
お風呂は気持ち良かった
ちょっと変な臭いのする石鹸で体を洗い、体を暖めてからお風呂から出る
言われた通り、バスローブを羽織って、下着は無いので我慢した
とってもスースーするし、服の着方がわからないから、帯でぐるぐる巻いた
「でっ、出ました…。」
「おう………っ!?はぁ……。」
一瞬変な顔をしたドラン様
でも、次の瞬間にはいつもの真顔になっていた
「なら布団に入ってろ。そんな姿じゃ風邪引くぞ。」
「は、はい…。」
そう言うと今度はドラン様がお風呂場へ向かった
言われた通りにベットに入り、布団を被る
でも、まだ眠くないし、まだしなきゃ…いけないことが有る……から寝ちゃダメ…。
スヤァ………。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「『眠れ子羊。穏やかなモノよ』………っと、こんな感じだったか?」
俺は風呂場から壁に向けて手を出して、呪文を唱えた
これで向こうにいるシンは、よっぽど怒り狂ってたりしない限り眠った筈だ
シンはさっき、かなり危ない格好でやって来た。
危うく頭が真っ青になるところだった
俺はそのまま風呂場から出ていっても良いのだが、体でも洗うか…と思い風呂場へ入ろうとして、止めた
風呂場のなかで一着の下着がかけて有ったからだ
勿論、シンのだろう
多分だが、漏らしたのを洗って、そのまま置いて行ってしまったのだろう
しかたなく、いやいや、面倒だが、下着を手に取り。魔法で乾かす
それはそのままにしておいて、部屋に戻る
ベットでスヤスヤ眠るシン
ダブルベットのため、ベットはひとつしかない
今日も俺は床で寝る