服を干すことすらこの世界は難しいらしい…。
あまりの出来事の連発で精神が若干崩壊しつつあるふたり、手っ取り早く表すなら頭のなか真っ白
「取り合えず、これを…。」
「はい…。すみません……。」
シーツを拾い上げ、体を隠す私とリリア
何故か先程偶然触れたリリアの体の感触が残っている手をグーパーグーパーしながらごまかす
「取り合えず、向こうのベットの部屋に行こうか。」
「へっ?はっ、はい!!」
取り合えずリリアをベットに寝かせて、私は服を乾かそうかな?一緒だと色々不便だし…
「まだ明るいのに…。」
リリアがポツリと言った。確かにもうすぐ暗くなるが、まだすこしは明るいし、外に干そうかな?
「そうだね。外にする?」
「ふぇ!?外でですか!?勇者様がそう言うなら…。」
あれ?この世界には外で服を乾かさないのかな?
「うぅ、恥ずかしい…。」
あぁ、成る程。確かにこの姿は不味いな。誰も見てないとは言え、
「じゃあ、中でしようか。」
「はい。中でなら…。」
それでも顔を赤くするリリア。どうしたんだろ?
取り合えずリリアと一緒にベットの合った部屋に
「それじゃあ、干してくるから待っててね。」
「はい、待ってます。」
リリアをベットに連れていき、極力体を見ないようにして、ベットシーツを借りてまた部屋に戻る
部屋に戻り、ベットシーツを体からずり落ちないようにしてから部屋の惨状を見直す
「酷い☆」
キメポーズ付きでやったが、誰も見てないし突っ込んでくれないし、ベットシーツが体からずり落ちたし、
散々な部屋の有り様。このまま放置していたらカビが生えるのは目に見えているので、取り合えず後で拭こう
「取り合えず服からだね。」
ロープを部屋にはり、服を乾かそうとするのだが、
「あれ?どっちが私のだっけ?」
まるで分からない。まぁ、同じ服だししょうがないか
テーブルにあるのはワンセットの服
リリアが纏めてくれたのかもしれないが、
同じ服、上から下まですべて同じのため、本当に見分けがつかない
「むぅ?どうしよう…。」
持ってみた感じも同じだし、見た目じゃ区別がつかない
ん?なら匂いならいけるか?
洋服を持って、匂いを嗅ぐ
スーーーーーーーー。ハーーーーーーー。
「あの、ハルナさん。これ、もっ、…。」
リリアが部屋から出てきた。今の私はリリアの?服を持って匂いを嗅ぐ変態に見えるだろう
落ち着け、話せばわかる………よね?
ハルナがどんどんダメな人間に…。まぁ、良いよね。
昨日間違えて2つあげてしまった…。ので、今日急いでかきました。
間違えてるところが合ったら教えてください!!
っと、思ったらまた間違えたぁ!!ごめんなさい。明日の0時にするはずが……。