落札
オークションが始まり、ついに21番目が落札された
「金貨370枚!!落札!!」
「ありがとうございました!!」
またも拍手がパラパラと上がり、落札が完了したことを告げる
「370枚。これはまぁまぁお買い得でしたね。」
「平民は1年間家族で遊んで暮らせる額だがな。」
逆にそれだけで人を買えるのか
「まぁ、奴隷はピンきりですからね。中にはのろい持ちだったり、病気持ちだったり……。ここなら安心ですよ。」
「そうか。…………次だな。」
司会者が1度舞台袖へ戻り、一人の少女をつれて戻る
「続きまして、22番のオークションを開始いたします!!」
「この少女は人狼で、魔法の実験や、旅の護衛としていかがでしょうか。最初は金貨20枚からです!!」
人として見るつもりは毛頭無いみたいだな
パラパラと挙手するものが増え、金貨100枚まではあっという間だ
『150枚だ。』
魔法で拡声された俺の声が会場に響く
値段を一気に吊り上げたが、さて?
『180だ!!』
『200!!』
『210だ!!』
ドンドン上がるな…。
よく見れば、おっさんも参加してるな。当たり前か…。
『300枚だ』
また額を一気にあげ、ふるい落としにかかる
すると、何人かの人々は値段をあげるのを止め、今はおっさんと一人の女性、俺だけになった
『320枚です。』
『350枚だ!!』
『400枚』
『500です。』
上がるな…。最初の奴隷なら数人買えるぞ…。
『700枚だ』
仕方ない。一気に突き放そう
『…………720枚。』
『750枚だ。』
おっさんは入札を止め、女は苦しそうだ
「750!!750でよろしいですか………?では、落札!!」
落札に成功。皆さんお疲れ様っした~。
俺はとっとと席を立って、オークション会場の入金をしに向かった
1日はネットの回線負荷を避けるためUPしません。
皆様、良いお年を~。