水が怖いんじゃなくて慢心が怖い
リリアが着替えて戻ってきた
着ている服は私と何一つ変わらないが、ある一点は決定的に違う
胸だ
あるね。リリアが嫌いになりそうだ
「うぅ。すみませんでした………。」
涙目で謝るリリア、うん。嫌いになれないね
「良いよ。それより、水を汲んできてくれる?」
「はい…。すみません。」
しょんぼりしながらバケツを持って外に出るリリア
「私も出来ることをするか。」
私はタオルを絞って、また床を拭く
大分水は吸えたが、暖炉の辺りは水浸しで、どうしよう
仕方がないのでタオルで拭く
ふきふきふきふきふきふきふきふき絞る、ふきふきふきふきふきふきふきふきふきふき絞るふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふき絞るふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふきふき絞る、………………
「…………。疲れた。」
単純作業をずっとやってると、肩がこるし、嫌になる。それに久し振りに床を拭いたし、
「水を汲んできました。」
リリアが井戸から戻ってきた
「ありがとう。それじゃあ、 また作ろうか。」
「はい。それじゃあ、水をいれますね。」
先程の鍋に水を移し、火を付け………れない
「道具が無いね。どうする?」
「私が……。でも、失敗するかも…。」
先程の失敗を恐れているのか、しょんぼりするリリア
「大丈夫!!リリアなら出来るよ。」
励ます私、するとリリアは笑顔になり、
「解りました。やってみます!!」
「あっ、でも注意してね。」
リリアは慎重に?右手をあげ、指パッチン
すると湿った薪に火が付いた
「やりました!!出来ましたよ!!」
「よしよし、良い子良い子。」
リリアの頭を撫でながら、そう言うとリリアも嬉しそうに
「えへへ♪今ならさっきのも出来そうです♪」
「へっ?さっきの?」
リリアは今火を付けたばかりの薪の上にある鍋に向かって手を向ける
あれ?それってもしかして…。
「ファイアボール♪」
火に入る炎の玉、そしてその後に見たのは先程見たばかりの白い世界
ふきふきって書けば字数を稼げるって聞いて…。