合流
アリスとの合流時間になった
「買い物おわったよ~!!」
「そうか。」
アリスは腕一杯に食材やらお菓子やら人形やらなんやらかんやら持っている
買いすぎでは無いのだろうか?
「ねぇ~。荷物持ってよ~!!重いよ~!!」
「自分で買ったんだろ?あと、アイテムボックスを使え。」
「こんなに入らないよ~!!」
仕方がないので、俺のアイテムボックスに全部放り込む
アリスのアイテムボックスは、極々一般的な物よりも多く入るが、その殆どを服で占めている
仕方ないので俺のアイテムボックス内に突っ込む
にしても、多いな。
飯を買ってこいと言ったのに、明らかに飯よりも多くの物が入ってるな
リンゴやミカン等の果物数個
固いパン、柔らかいパン、数個ずつ
砂糖、塩、胡椒、等の三種調味料小袋2つずつ
水の入った瓶、10本
果実100%のミカンジュース、2本
これ以外のものは……
鉄の矢、20本
軽い木で出来た矢、6本
ナイフ、包丁、1本ずつ
小さな小鍋、1つ
思えば、これらは無かったな
あとは……。服に下着か。
なんだこの下着?薄っぺら…。
「ちょちょちょ!?ドラン!!」
「んあ?悪い。」
公共のど真ん中で下着なんか出すもんじゃないな
これもアイテムボックスへ放り込む
顔を真っ赤にしたアリスの頭を軽くはたき、先程目星を付けた宿へ向かう
「今日はこの町に泊まるぞ。もしくは、この町に家でも買おう。」
「えっ!?かなり急だね!」
「とりあえずは、宿だ。」
今回は間違ってもラブホではないことを前もって確認済みだ
2度と同じ罠には引っ掛からないぞ