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朝
朝である。眠い
「………………………。眠い……。」
昨晩も完敗して、守りに入り、見事戦死した
どうすれば勝てるの?もしかして、勝てないの…?
だとしたら絶望だ
嫌では無いが、やられっぱなのはどうも腹が立つ
いつか覚えてろ……。
そう心に誓って、隣でスヤァしてるリリアを見る
スヤスヤご機嫌に眠り、口許にはうっすら笑みも浮かべる、見本のような可愛らしい寝顔
だが、無意味だ
「起きろぉぉ!!」
「うわぁぁぁ!!なっ、何ですか!!うわぁぁぁぁ!!やったぁ!!」
「えっ!?ちょ!?」
飛び起きたリリアに抱き締められ、またベットに寝転がる
「おはようございます!!」
「おはよう!!朝から元気だね!!」
「はい!!寝ましょうか!!」
「起きろぉぉ!!」
どうにかこうにかベットから抜け出し、リリアと身支度を整える
身支度を整えると、調度シャルルさんが迎えに来てくれたようだ
「おはようございます。疲れはとれましたか?」
「はい。ありがとうございます。ぐっすり眠れました。」
嘘です。眠いです
「では、朝食にいたしましょう。ご案内します。」
私達はシャルルさんに付いて行き、朝食にすることにした




