スキル
部屋のなかに戻ってきた
「大惨事って、訳でもないけど……。散らかってるね。」
「そうですね。お片付け面倒です。」
「でもやらないとね。お片付け。」
取り合えず、折れてしまった椅子をアイテムボックスにしまって、テーブルを元の位置に戻す
そして私は先程モンスターを撲殺、もとい撃退したフライパンを手に取る
「私ってこんなに強かったっけ?」
「勇者様ですから当然です!!」
先程疑問に思ったことを聞くが、帰ってきた言葉はやっぱりこれ
「って、言うか勇者様って呼ぶの止めない?」
「いやなんですか?」
泣きそうな以下略なリリアと、可愛以下略な私のやり取りを終えて、部屋は最初に私が入ってきた時の様にきれいになっている
まぁ、1ヶ所窓ガラスが割れていることと、椅子がひとつ無くなってる事を除けばすべてもとのままだ
元の話に戻そう
「別に嫌じゃないよ。でもまだ何もしてないよね?私。」
「モンスターを倒したじゃないですか!!」
倒した事になるの?
「スキルの欄を見てください。」
「了解。」
もう慣れたが、右手を下に下ろしながらメニューと言い、またメニューが開く、そして今度はスキルの欄を開いた
名前 ハルナ
性別 女性
年齢 16歳
メインスキル
《自称勇者》
攻撃力極微上昇
守備力極微上昇
サブスキル
(´・ω・`)ないお
所有奴隷
リリア
っと、出た
…………………………………。
………………………………………。
…………………………………………。…………………………………。
取り合えず何から聞こう?
まずこの自称勇者?確かに勇者だ。
中二病か!?なんだこの極微上昇ってスキル!?誤差の範囲内じゃないか!!
次にサブメニュー
人間味有りすぎだろ!!ネットか!?ネットなのか!?
ないお(´・ω・`)
じゃないだろ!?確かに無いなら無いでいいけど、
そしてなんでリリアが奴隷なの!?
まだ少し冒険までは時間がかかります。少し待っててくださいね。
私はこの(´・ω・`)のマークをとても気に入ってます。