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オタク論①

オタク論第一回目

 どうも。


 独断と偏見のエッセイ「海の底で考える」を書きながらも、普段なーにも考えていないような深海魚、提灯鮟鱇でございます。


 どこか忘れてしまいましたが「エッセイでは時事ネタをだすな」と見た記憶がありまして、時事ネタを書こうかなと思ったんですが、時事ネタに関してはワイドショーや朝のニュースで嫌という程取り上げられているので、時事ネタ以外を書きましょう。


 今回は「オタク」について。


 さて、みなさま。

「オタク」についてどんな考えを抱いているでしょうか?

 というか、読者の方の中には「オレの事だ!」と思っている方もいるでしょうね。


 まず考えてみましょう。

 そもそも「オタク」とはなんなんでしょう。

 調べてみますと、「オタク」とは1970年代に登場した呼称であり、通念としてサブカルチャーの熱狂的且つ盲目的なファンの事を指していたようです。

 当時は、アニメ、漫画、パソコン等に没頭し、尚且つ通常の嗜好から少しかけ離れた趣味を持つ人々を、やや揶揄の色をつけて「オタク」と呼んでいたそうです。

 凄いですね。

 1970年代には、既に「オタク」という言葉が存在していたんですね。


 しかし、現在使われる「オタク」という呼称は、当時のものとは異なります。

 現在では「オタク」という言葉が「ある分野に対して非常に強い情熱を持っている」という共通認識がある為、狭義の「オタク」から、「専門家」という意味合いを含んだ新しい「オタク」として、徐々にオタクと呼ばれる対象が増えてきたからです。

 要は「NEWオタク」!


 更に、若者の間でよく用いられる「誇張的表現」が、「オタク」という言葉をかなり身近なモノに変えていったと思うのです。


 えっと、提灯鮟鱇の言う「誇張的表現」ってのは

「昨日のテスト、マジで難しすぎて吐血するとこだったわww」とか

「一緒に寝たいくらい寿司好き!」とか

 そういった類いのモノを想像しておいてください。


 例えば、牛乳が好きなヤツがいたとします。

 彼は毎日朝に500mlの牛乳を欠かす事無く飲んでいます。

 ただ牛乳が大好きなだけで、やたらと牛乳について詳しかったりしますが、別に牛乳に対して果てしない情熱があるわけでもありません。

 もちろん研究してるなんてことも無いです。

 なのに、彼は自分の朝の事を、このように話します。


「おれ牛乳オタクだから、毎朝絶対欠かさないで飲んでるよ」


 言いたい事はわかるし、牛乳が好きという事も「毎朝欠かさず飲む」という所でつたわりました。

 そして「牛乳オタク」という単語によって、彼が牛乳大好き君であるとこが強調されたわけですね。

 これらの表現は若者特有の誇張表現の一つであって、不快感を示す方もいらっしゃるかも知れませんが、私、提灯鮟鱇は別段おかしなところは無いように思えます。

 このような誇張表現が定着していくと、オタクという単語も元の狭い意味だけに捉われずに、足を生やしてチョロチョロと行動範囲を広げて言ったのでしょう。

 勿論、要因はこれだけではないと思うのですが。


 こういうことで、オタクというのは、元来の「サブカルチャー熱狂的ファン」という範囲から飛び出して、「強いこだわりを持っている」という意味を内包した広い言葉に変わってしまいました。

 だから、今では「オタク」という言葉に揶揄の色がありませんよね。

 私がまだ小さかった頃は「オタク」というのは一種の悪口だという認識がありましたもん。


 それから、なぜ「オタク」が悪口だと認識していたかというと、「オタク」というのが「社交性に貧しく、一人でニタニタ笑いながら何かに没頭する怪しい人」という認識があったからでしょうね。

 今になってからこそ「社会性に乏しい」という概念は薄れつつあるみたいですけど。


 ただやはり、オタクという言葉は若い言葉であるので、「オタク」とはこれだッ! って言い切れる定義のようなモノはないんではないでしょうか。

 意味合いとかも時代時代で変わってきますし。

 日本語の中でいうと、世論の捉え方によって意味合いや、雰囲気を変えるカメレオンのような単語のような気もします。


 さて、

 オタクという言葉についてはこのくらいまでにしておきましょう。

 というのも、ここまで話して少々疲れたんです……(笑)

 あと私が書いてるの結構適当な井戸端会議的主張なので悪しからず。


 次回は、オタクの強さについて呟いていきましょう。


 それでは、またお会いしましょう!

 サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。


次回はもっと掘り下げたいです!


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