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美味しいご飯を食べよう 2  作者: 櫻木サヱ


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7/7

コンテスト開始

いよいよ、町の大規模料理コンテスト当日。

晴斗は美咲と陽介と共に会場の厨房に立った。

テーブルには色とりどりの食材が並び、フライパンや鍋、調理器具が所狭しと置かれている。


「すごい……本当に大舞台だな」

晴斗は目を輝かせつつも、胸の奥に小さな緊張を抱えていた。


隣のテーブルでは、ライバルの桜井翔太がすでに手際よく材料を切り、ソースを作り始めている。

「……すごいな。プロみたいだ」

晴斗は心の中で呟く。


美咲が肩を叩き、優しく笑う。

「兄ちゃん、焦らないで。家庭料理の良さを忘れずに」


陽介もニコニコと笑いながら言った。

「さあ、笑顔で勝負だ! 俺たちの料理を楽しもうぜ」


スタートの合図が鳴り、全員が一斉に調理を開始する。

フライパンの音、鍋の煮える音、野菜を切る音が会場に響き渡る。

晴斗は深呼吸をして、まずは試作で成功したハンバーグの焼き加減を確認する。


しかし、予想外のハプニングが起きる。

デミグラスソースを温めていた鍋が少し焦げ付き、香ばしい匂いが漂ったのだ。


「うわっ!やばい!」

晴斗は慌てて鍋をかき混ぜ、火加減を調整する。


美咲もすぐに駆け寄る。

「落ち着いて、兄ちゃん。少しずつ混ぜれば大丈夫」


陽介は鍋の横で手を動かしながら、冗談を飛ばす。

「兄ちゃん、これもスモーク風味ってことで売り込む?」

三人は笑いながらも、全力で対応する。


隣の桜井は冷静に作業を続けている。

その姿を見て、晴斗は焦りながらも決意を新たにした。

「家庭料理でも、俺たちの力を出し切るんだ」


フライパンでハンバーグを焼き、野菜を茹で、サラダを盛り付ける――手際は完璧ではないが、笑顔と温かさを込めて作る。

「よし、盛り付けも完璧!」

陽介が満足そうに言い、三人は最後の仕上げに取りかかる。


会場の観客も次第に注目し始める。

「家庭料理でもここまでできるんだ……」

小さな声が聞こえる。

晴斗は胸が熱くなった。自分たちの料理が、少しでも人を喜ばせられる――その思いが力に変わる。


制限時間が迫る中、三人は息を合わせて料理を完成させた。

ハンバーグはジューシーに、サラダは色鮮やかに、デミグラスソースはほどよく絡む。

笑顔で料理を審査員の前に出す瞬間、緊張とワクワク感が最高潮に達した。


「これが、俺たちの家庭料理だ!」

晴斗は心の中で叫び、チームの力を信じて胸を張った。


こうして、町の料理コンテストの幕が本格的に開いた。

ライバルもいる中、ハプニングを乗り越え、笑顔を忘れずに挑む――家庭料理の挑戦が、いよいよ本格的に始まったのだった。


ジューシーハンバーグ(2人分)

材料

•合いびき肉:200g

•玉ねぎ:1/2個(みじん切り)

•パン粉:大さじ3

•牛乳:大さじ2

•塩・こしょう:少々

•バター:5g

•デミグラスソース:100ml


作り方

1.玉ねぎをバターで炒め、冷ましておく。

2.ボウルに合いびき肉、炒めた玉ねぎ、パン粉、牛乳、塩・こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。

3.2等分にして形を整え、フライパンで両面を焼く。

4.デミグラスソースを加え、弱火で煮込みながら味をなじませる。

5.皿に盛り付けて完成。


ポイント:家庭料理の温かさを意識して、焦らず弱火で焼くこと。ソースは好みで調整可能。


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