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美味しいご飯を食べよう 2  作者: 櫻木サヱ


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4/7

試作の大騒動

コンテストまであと数日。

晴斗は美咲と陽介と共に、家のキッチンで試作を始めた。テーマは「家庭の温かさを感じられる定番料理」。


「まずはハンバーグとサラダの組み合わせを練習しよう」

晴斗はフライパンを手に取り、玉ねぎを炒め始める。


しかし、ここで最初のハプニング。玉ねぎを炒めすぎて少し焦がしてしまったのだ。


「うわっ!ちょっと焦げちゃった!」

「兄ちゃん、もう少し火加減を見て!」

美咲は慌てながらも、笑顔を絶やさずフォローする。


陽介はキッチンに立ち、焦げた匂いに鼻をくすぐらせながら冗談を飛ばす。

「うわー、これ、スモーキーすぎて新メニューになっちゃうぞ」

三人は笑いながら、焦げた部分を取り除き、次の試作に移った。


次に、デミグラスソースを手作りしようと挑戦する晴斗。

「簡単そうに見えるけど、なかなか味が決まらないな……」

何度も味見を繰り返し、塩やケチャップを足すたびに味が変化する。

「これは……うーん、ちょっと濃すぎるかも」

「兄ちゃん、味見しすぎて舌がバカになってるよ」

美咲と陽介は笑いながらアドバイス。


さらに、盛り付けの練習ではトラブルが発生。

陽介がサラダを盛り付けようとした瞬間、手が滑って皿のサラダが床に落下。

「うわっ!」

「陽介、ナイスキャッチ……って言えるか!」

三人は大笑いしながら、散らかった食材を拾い集める。


しかし、そんな失敗も笑いに変えながら、三人は少しずつ完成形をイメージしていく。

「家庭の温かさって、こういう笑いも含まれるんだな」

晴斗はふと思う。試作のたびに失敗もあるが、その度に学び、改善できる。料理って失敗を恐れず挑戦することも大事だ――と実感した。


その夜、三人は試作の成果をテーブルに並べて、ちょっとした家庭パーティーを開催することにした。

「いただきます!」

味見の段階で、少し焦げた玉ねぎもデミグラスソースと混ざると、思いのほか深みのある味に。

「意外と美味しい!」

「家庭の味って、完璧じゃなくても温かさがあればいいんだね」


こうして、試作の大騒動は笑いと発見のうちに終了。

晴斗たちは失敗を恐れず挑戦すること、仲間と助け合うことの大切さを改めて確認したのだった。


次はいよいよ、町の応援団や周囲の人々との交流が描かれる第4章「町の応援団」に進む準備が整った。


手作りデミグラスソース(簡易版・2人分)

材料

•ケチャップ:大さじ2

•ウスターソース:大さじ1

•赤ワイン:大さじ1(あれば)

•水:50ml

•バター:5g


作り方

1.小鍋にバターを熱し、ケチャップ、ウスターソース、赤ワイン、水を加える。

2.中火で5分ほど煮詰め、とろみがついたら完成。

3.煮詰めすぎないよう注意。ハンバーグにかけて楽しむ。


ポイント:簡単に家庭で作れるデミソース。赤ワインは省略可。少し煮詰めるだけで味に深みが出る。


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