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美味しいご飯を食べよう 2  作者: 櫻木サヱ


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3/3

ライバル現る

晴斗は封筒の招待状を握りしめ、町の料理コンテストに向けた準備を始めていた。

材料の確認、メニューの試作、盛り付けのイメージ……。家のキッチンは小さな戦場のように、野菜や調味料が散らばる。


「兄ちゃん、無理しないでね」

美咲が手を拭きながら心配そうに声をかける。


「大丈夫。今回は家庭料理の楽しさを見せるんだ」

晴斗は笑顔を作るが、心の奥では少し不安もあった。

「でも、プロの料理人とか出てきたらどうしよう……」


そんな不安をよそに、当日、コンテスト会場には多くの参加者が集まった。

テーブルがずらりと並び、フライパンや鍋、食材が所狭しと置かれている。活気あふれる雰囲気の中、晴斗は美咲と陽介と共に自分たちの席についた。


「……すごいな」

陽介が周囲を見渡し、少し興奮気味に言う。


すると、隣のテーブルに立つ人物が視界に入った。背が高く、姿勢がよく、包丁を扱う手さばきが洗練されている。


「桜井翔太――か」

晴斗は心の中で呟く。彼こそ、この町で評判の若手料理人。見た目も味も完璧で、家庭料理だけで戦う自分が太刀打ちできるのか、緊張が走る。


桜井はにこりと笑いながら挨拶してきた。


「君たちも出場か。家庭料理でどこまで通用するか、楽しみだね」


晴斗は一瞬言葉を失った。口を開きかけて、ようやく返す。


「え、ええ、楽しみです……!」


美咲は横から小声で耳打ちする。


「兄ちゃん、落ち着いて。家庭料理の良さを見せれば大丈夫」


陽介も肩を叩き、笑いながら言った。


「そうだ、笑顔も忘れるな。桜井くんも驚くくらい、俺たちらしい料理を作ろうぜ」


コンテストが始まるまでの間、三人は材料を整理し、試作の最終確認を行う。

「ライバルは強そうだけど、俺たちの料理は家庭の温かさで勝負するんだ」


晴斗はそう心に決め、包丁を握りしめる。

その瞬間、厨房から漂う香りや鍋の音が、緊張と期待の入り混じった空気をさらに高めた。


「よし、やるぞ!」


そうして、家庭料理だけの挑戦――町の料理コンテストが幕を開けた。

ライバルの桜井翔太の存在が、不安であり、同時に晴斗のやる気を引き出す――まさにこの日のための大舞台だった。


家庭風デミグラスソースハンバーグ(2人分)

材料

•合いびき肉:200g

•玉ねぎ:1/2個(みじん切り)

•パン粉:大さじ3

•牛乳:大さじ2

•塩・こしょう:少々

•バター:5g

•デミグラスソース:100ml


作り方

1.玉ねぎをバターで炒め、冷ましておく。

2.ボウルに合いびき肉、炒めた玉ねぎ、パン粉、牛乳、塩・こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。

3.2等分にして形を整え、フライパンで両面を焼く。

4.デミグラスソースを加え、弱火で煮込みながら味をなじませる。

5.皿に盛り付けて完成。


ポイント:家庭風ハンバーグは焦らず弱火で焼くこと。ソースは好みでアレンジ可能。


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