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案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第二部 商店街編
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花屋さんの優しいサブスク 第3話:届けられた“魔法”

こんにちは!エピソード13、完結編です。


「お花の定期便」という、新しい挑戦を決意した彩香さん。

彼女の届ける「小さな魔法」は、商店街の日常に、どんな変化をもたらすのでしょうか。

彩香さんは、勇気を出して、「@SHOP」に『ほしふる商店街・お花の定期便』という小さなページを作った。

 

月額1500円。

毎週金曜日に、その週のおすすめの季節の花を数本、ポストに届ける、というささやかなサービスだ。

 

最初は、申し込みがあるか、不安でいっぱいだった。

しかし、@SHOPのお知らせを見た近所の人たちから、ぽつり、ぽつりと、申し込みが入り始めた。

 

最初の金曜日。

彩香さんは、少しだけ緊張しながら、朝一番で仕入れた新鮮な花を、一件一件、丁寧に束ねて、自転車で配達して回った。

 

その週末、商店街のあちこちで、小さな、しかし、確かな変化が起きていた。

 

文具店のカウンターに。

喫茶店のテーブルに。

八百屋の店先に。

そして、これまで花など飾ったことのなかった、クリーニング店の無愛想なカウンターにまで、彩香さんが届けた、色とりどりの花が、控えめに、しかし、誇らしげに咲いていた。

 

商店街全体が、いつもより、少しだけ、明るく、優しく見える。

 

月曜日の朝、彩香さんが店を開けると、ポストに小さな手紙が入っていた。

 

『金曜日、素敵なお花をありがとう。部屋がぱっと明るくなりました。今週はどんなお花が届くか、今から楽しみです』

 

それは、定期便を申し込んでくれた、一人暮らしのおばあさんからの手紙だった。

 

彩香さんは、その手紙を胸に抱きしめた。

もう、花の命を、無駄にすることはない。

むしろ、これまで以上に、たくさんの人の日常に、小さな幸せを届けられる。

 

彼女の心は、雨上がりの庭のように、晴れやかで、満たされた気持ちに包まれていた。

エピソード13、最後までありがとうございました!


商店街の日常に、花の彩りと優しさが加わりましたね。


さて、人が集まる場所には、楽しいことだけでなく、時にはトラブルも起こります。

次回は、商店街で発生した、ある緊急事態のお話です。

お楽しみに!

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