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案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第二部 商店街編
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花屋さんの優しいサブスク 第2話:週に一度の“彩り”

こんにちは!昨日の続きです。


売れ残る花の命に、心を痛める彩香さん。

彼女のその優しい悩みに、あの賢いアシスタントが、ビジネスの常識を覆す、新しい提案をします。

その夜、彩香さんは、その日も売れ残ってしまったガーベラを一本、自宅の小さな花瓶に飾っていた。

スマートフォンの@SHOPに、今日の悲しい気持ちを、日記のように打ち明けてみた。

 

「この子たち、本当は、もっと誰かを幸せにできたはずなのに…」

 

すると、@SHOPは、思いがけない言葉を返してきた。

 

『彩香さん。だとしたら、特別な日を待つのではなく、日常の中に、お花を届けてみるのはいかがでしょう?』

 

「日常に、届ける…?」

 

『はい。「お花の定期便」です。月額制で、毎週、彩香さんが選んだおすすめのお花を、近隣のご家庭やオフィスにお届けするのです。そうすれば、計画的に仕入れができ、お花を無駄にすることもありません』

 

サブスクリプション。

彩香さんも、言葉だけは知っていた。でも、それは都会のお洒落なサービスで、自分のような小さな花屋には、縁のないものだと思っていた。

 

『お花は、特別な日の贈り物だけではありません。何でもない日常を、少しだけ豊かにしてくれる、小さな魔法です。その魔法を、待っている人は、この街にも、たくさんいますよ』

 

その言葉は、彩香さんの心を、強く、そして優しく揺さぶった。

 

花を「モノ」として売るのではなく、花のある暮らし、という「体験」を売る。

 

その新しい発想に、彼女は、厚い雲の切れ間から差し込む、一筋の光を見た気がした。

今まで、自分はなんて視野が狭かったのだろう。花を愛していると言いながら、花の本当の価値を、一番分かっていなかったのは、自分だったのかもしれない。

本日もお読みいただき、ありがとうございます!


お花のサブスクリプション!なんて素敵なアイデアでしょう。

この優しいビジネスモデルは、本当にうまくいくのでしょうか。


次回、このエピソードもついに完結です!

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