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案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第二部 商店街編
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花屋さんの優しいサブスク 第1話:捨てられる“命”

こんにちは!新しいエピソードです。


商店街に彩りを与えてくれる、素敵なお花屋さん。

しかし、その華やかなショーケースの裏側では、店主が、悲しい悩みを抱えていました。


今回のテーマは「フラワーロス」です。

「フラワーショップ あやか」の店主、彩香さんは、誰よりも花を愛していた。

 

店の扉を開けると、季節の花々が放つ、甘くて瑞々しい香りに包まれる。彼女が作るブーケは、いつも、贈る相手の心を想像した、優しさに満ちていた。

 

しかし、その愛が深いからこそ、彼女は、毎日、人知れず胸を痛めていた。

 

母の日やクリスマスといった特別な日には、飛ぶように売れていく花々。

けれど、何でもない普通の平日には、どうしても、売れ残ってしまう花がある。

 

まだ、こんなに綺麗に咲いているのに。

まだ、誰かの心を、優しく癒すことができるはずなのに。

 

彼女は、その、誰にも愛されることのなかった花たちを、泣くような気持ちで、毎日、廃棄していた。

経営のためには、仕方がないこと。頭では分かってはいても、生きている花の命を、自らの手で絶たなければならない行為は、彼女の心を、少しずつ、確実にすり減らしていった。

 

(ごめんね…)

 

誰にも見られないように、店の裏で、そう呟き、黒いゴミ袋の口を縛るのが、彼女の日課になっていた。

ショーケースの華やかさとは裏腹に、彼女の心は、いつも、小さな罪悪感の棘で、ちくちくと痛んでいた。

お読みいただき、ありがとうございます!


フードロスならぬ、フラワーロス。

本当に、胸が痛む問題ですね。

彩香さんの優しい心は、このまま報われないのでしょうか。


続きはまた明日!

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