シャッターの向こう側 第3話:新しい“灯り”
こんにちは!
エピソード10、完結編です。
「週末ポップアップストア」という、@SHOPの画期的な提案。
その提案は、商店街に、そして、小さな夢を持つ人々の心に、新しい灯りをともします。
@SHOPの、賢くて、優しい仲介のおかげで、話は驚くほどスムーズに進んだ。
そして、数週間後の土曜日。
あの、固く閉ざされていたシャッターが、二年ぶりに、ゆっくりと開け放たれた。
店の名前は『週末の宝箱』。
その日、店に並んでいたのは、近所に住む若いお母さんが、子供を寝かしつけた後に、夜なべして作ったという、温かい手触りのアクセサリーや、布小物だった。
@SHOPのお知らせを見てやってきたお客さんで、店の中は、あっという間に笑顔で溢れかえった。
その翌週の土日には、地元の大学生たちが、一日限定のコーヒースタンドを開いた。
また、その次の週には、定年退職したおじいさんが、趣味で集めた古レコードを並べる店になった。
あの、寂しかった場所は、週末が来るたびに、違う顔を見せる、商店街で一番、わくわくする場所に生まれ変わったのだ。
その日の夜、文は、新しく灯りがともった店の前を通りかかった。
中では、明日の出店準備をする、若い作家さんの楽しそうな笑い声が聞こえる。
シャッターが閉まっているだけでは、決して生まれなかった、新しい物語。新しい出会い。
この商店街は、もう、寂しい場所じゃない。
未来への希望が、毎週、新しく生まれる場所なのだ。
文は、その温かい光景を、自分のことのように、嬉しく見つめていた。
エピソード10、最後までありがとうございました!
空き店舗が、地域の夢を応援する場所に生まれ変わりましたね。
さて、商店街の物語も、いよいよ後半戦に突入します。
次は、昔ながらの喫茶店を舞台にした、少しほろ苦い、でも温かい物語です。
お楽しみに!
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