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案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第二部 商店街編
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商店街の“共同戦線” 第3話:見えない“仲間”

こんにちは!

エピソード9、完結編です。

匿名の共同戦線を組むことを決めた、文たち商店街の店主。

果たして、その結果は。

そして、彼らの心に、どんな新しい変化が生まれるのでしょうか。

数日後。

星野文具店に、いつもよりずっと大きな段ボール箱が届いた。

中には、いつもと同じレジ袋が、ぎっしりと詰まっている。

同封されていた請求書を見て、文は思わず小さくガッツポーズをした。

仕入れ価格は、確かに、2割以上も安くなっていた。


その日の夕方、店の前を通りかかった源さんが、にやにやしながら声をかけてきた。


「文ちゃんよぉ…。おめえんとこも、なんだか知らねえが、紙袋が安く手に入ってよぉ」


「源さんも…!?」


二人は、顔を見合わせて、同時に吹き出した。


「きっと、潔さんもだな」

「間違いないな」


誰が参加したのか、お互いに、もう分かっていた。

でも、それを野暮に聞くことはしない。


ただ、自分たちは、見えないところで、確かに繋がっている。


同じ悩みを抱え、同じように、新しい時代の恩恵を受けている「仲間」なのだと、温かい実感として、理解していた。


その日を境に、商店街の空気は、また少しだけ、変わった気がした。


すれ違う店主たちが交わす挨拶が、以前よりも、少しだけ、弾んでいる。


「@SHOP」が繋いだのは、仕入れのコストだけではない。


競争相手としてではなく、同じ商店街で未来を築く「仲間」としての、店主たちの心だった。

エピソード9、最後までありがとうございました!

見えないところで繋がっている「仲間」の存在、心強いですよね。

さて、商店街の連帯感が強まる中、彼らの目には、一つの寂しい風景が映ります。

次回は、商店街の「空き店舗」の問題に挑みます。お

楽しみに!

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