表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第二部 商店街編
86/119

商店街の“共同戦線” 第2話:匿名の“握手”

こんにちは!

昨日の続きです。

仕入れコストの高さに悩む、文と源さん。

そんな彼らの心の声と、商店街全体のデータを、あのアプリが静かに分析し始めます。

そして、驚くべき提案を携えて、彼らの元へやってきます。

その夜。

文が「@SHOP」の仕入れ管理機能で、いつものようにレジ袋を発注しようとした、その時だった。


画面に、見慣れない通知がポップアップした。


『文さん、もっとお得にお買い物しませんか?』


続けて、驚くべき提案が表示された。


『提案:「ほしふる商店街」の他の2店舗も、同じレジ袋の購入を検討しています。3店舗で「共同購買アライアンス」を組むことで、仕入れ価格が22%低下する可能性があります。申請しますか?』


「えっ…!?」


文は目を丸くした。

他の2店舗とは、誰のことだろう。

源さんと、クリーニングの潔さんだろうか。


彼女が戸惑っていると、通知はさらに続いた。


『ご安心ください。交渉はシステムが匿名で代行します。どの店舗が参加しているか、どのくらいの量を発注したか、といった情報が、互いに知られることは一切ありません』


それは、まさに、文たちが「こうなればいいのに」と夢見ていた、完璧な仕組みだった。


互いのプライドを傷つけることなく、気まずい思いをすることもなく、ただ、協力することの“美味しいところ”だけを、受け取ることができる。


文は、迷わず「申請する」のボタンをタップした。


画面には、すぐに新しいチャットルームのようなものが立ち上がる。


『共同購買アライアンス:匿名A店、匿名B店、星野文具店』


それは、新しい時代の、賢くて、優しい“握手”が交わされた瞬間だった。

本日もお読みいただき、ありがとうございます!

匿名の共同購買アライアンス!

今回もまた、@SHOPが見事な解決策を提示してくれました。

人間の感情に、最大限配慮した、優しい仕組みですね。

次回、このエピソードもついに完結です!

ーーーーーーーーーーーーーー

この物語の公式サイトを立ち上げました。


公式サイトでは、各話の更新と同時に、少しだけ大きな文字サイズで物語を掲載しています。

「なろうの文字は少し小さいな」と感じる方は、こちらが読みやすいかもしれません。


▼公式サイトはこちら

https://www.yasashiisekai.net/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ