あなただけの“宝物” 第1話:探している女の子
こんにちは!
今日から新エピソードです。
「@SHOP」の仲間になった源さん。
商店街は少しずつ活気を取り戻し始めています。
そんなある日、文の店に、何かを真剣に探している、一人の女の子がやってきます。
源さんに泣きつかれる形で、文は『八百源』の「@SHOP」登録を手伝うことになった。
「自慢? そんなもん、この道50年の俺の目利きに決まってらあ!」
ぶっきらぼうに話す源さんの声を、@SHOPは「承知しました。
『店主の確かな目利きが自慢の八百屋』ですね」と、律儀に、そして少しだけ格好良く翻訳して登録していく。
商店街に、少しずつ「@SHOP」の仲間が増え始めていた。
そんなある日の午後、星野文具店に、制服姿の女子高生が一人、ふらりと入ってきた。
彼女は、店の隅にある、少し埃をかぶったインク瓶が並ぶ棚や、ガラスケースの中の古い万年筆を、何かを探すように、熱心な眼差しで見つめている。
「何か、お探しですか?」
文が声をかけると、彼女は少し残念そうに首を振った。
「ううん、大丈夫。ありがとう」
そう言って、彼女は何も買わずに店を出ていった。
(何を、探してたのかな…)
文は、彼女の真剣な横顔が、なぜか心に残っていた。
最近増えた賑やかなお客さんとは違う、静かで、ひたむきな何か。
文は、彼女がまた来てくれるといいな、とぼんやり思った。
お読みいただき、ありがとうございます!
何かを真剣に探している女子高生。
彼女が求めるものは、文のお店にあるのでしょうか。
それとも…。
小さな出会いが、次の物語の始まりです。
続きはまた明日!
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