あなたのための“近道” 第2話:指先でつくる、優しい地図
こんにちは!昨日の続きです。
忙しいお客様のために、もっと分かりやすいお店にしたい。
そんな文の悩みに、「@SHOP」は『店内マップ』の作成を提案しました。
アナログ人間の文に、そんなことができるのでしょうか。
「え、マップなんて、私に作れるかしら」
文が不安そうに呟くと、@SHOPは自信ありげに答えた。
「もちろんです。とても簡単ですよ。私が、登録済みの棚の写真を並べてみますね」
画面に、昨日までに撮影した「棚の写真」が、カードのようにふわふわと浮かび上がった。
見慣れた自分の店の風景なのに、こうして並ぶとなんだかお洒落に見える。
「では、お店の入口から見て、一番右側にある棚はどれですか? その棚の写真を、指で教えてください」
文が『子供向けの、わくわくする文房具』の棚の写真を指で触れると、その写真がすっと画面の右端に移動した。
「ありがとうございます。では、そのお隣は?」
「ええと、『和紙便箋の棚』よ」
文が答えるたびに、棚の写真が順番に並んでいく。
まるで、お店のミニチュアを組み立てているようだ。
子供の頃に遊んだ、ドールハウスを思い出す。
なんだか、すごく楽しい。
大まかな配置が終わると、@SHOPが言った。
「ありがとうございます。あとは、指で動かして、実際の場所と合うように微調整してくださいね」
文は、少しずれている写真を指でスライドさせたり、回転させたりした。
数分後、そこには、誰が見ても分かりやすい、星野文具店の可愛らしい店内マップが完成していた。
まるで、自分だけの親切な案内図みたいだ。
「わあ…」
文は、思わず感嘆の声を漏らした。
これなら、誰でも、きっと迷わない。
本日もお読みいただき、ありがとうございます!
音声と指先だけで、あっという間にお店の地図が完成してしまいました。
自分の手で作った「優しい案内図」。
これが、本当に誰かの役に立つのだろうか?
次回、このエピソードもついに完結です!
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