採用の“ミスマッチ” 第2話:カルチャーフィット予測
採用活動に乗り出した佐藤と高橋。
しかし、候補者の「本当の姿」が分からず、頭を悩ませています。
この状況を、解決する糸口はあるのでしょうか。
佐藤が、次の面接の準備をしていた時だった。
候補者情報が表示されている『ワンチーム』の画面に、見慣れないボタンが追加されていることに気づいた。
【カルチャーフィット予測を実行する】
興味を惹かれてボタンを押すと、AIによる分析が始まった。
システムは、テックフォレストの過去の膨大なチャットログや、共同作業のデータを匿名で解析し、「現在のチームのコミュニケーションスタイル」を算出。
それと、候補者が受けたオンラインの適性検査の結果を照合し始めたのだ。
数分後、画面にレポートが表示された。
『候補者A:スキルフィット 92%|カルチャーフィット 45%』
『予測:個人の技術力は高いですが、チームでの協調性や、自律的な問題解決を重視する現在のチーム文化とは、ミスマッチを起こす可能性があります』
『候補者B:スキルフィット 85%|カルチャーフィット 95%』
『予測:スキルは現時点で若干劣りますが、学習意欲が高く、他者への貢献を厭わない姿勢は、チームに極めて高いレベルでフィットします』
佐藤と高橋は、その的確な分析に息をのんだ。
自分たちが数時間かけても分からなかった「相性」という曖昧なものを、データが見事に可視化してくれたのだ。
お読みいただき、ありがとうございます!
チームの文化と、候補者の適性をデータで照合する「カルチャーフィット予測」。
『ワンチーム』は、ついに採用の領域にまで進出してきました。
この予測は、正しいのでしょうか。
次回、このエピソードもついに完結です。
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