過剰な“競争心” 第2話:“貢献”の新しいカタチ
自分の成果のために、情報を共有しない葉山。
彼のやり方に、チームの空気は少しずつギスギスし始めています。
この状況を、解決する糸口はあるのでしょうか。
葉山の個人プレーは、チームの生産性に、見えない影を落とし始めていた。
佐藤は、どうすれば彼にチームで働くことの重要性を伝えられるか、頭を悩ませていた。
その日の午後。
佐藤のPCに、『ワンチーム』からプライベートな通知が届いた。
『インサイト:葉山様の個人業績は高い一方、チーム内のナレッジ共有に関する貢献度は著しく低いレベルにあります。
この状態が続くと、チーム全体の連携が阻害され、将来的には生産性が15%低下するリスクが予測されます』
やはり、システムはお見通しだった。
続けて、驚くべき提案が表示される。
『提案:現在の評価指標に加え、新たに「チーム貢献度スコア」を導入してはいかがでしょうか。
このスコアは、「他メンバーからの感謝リアクション数」「レビューでの指摘・改善提案数」「ドキュメント作成・更新数」を元に算出されます。
個人の成果だけでなく、チームへの貢献を可視化することで、健全な協業を促します』
佐藤は、その提案に静かに頷いた。
葉山を罰するのではない。
評価の「ものさし」を、チーム全員がもっと幸せになれるものに変えるのだ。
お読みいただき、ありがとうございます!
「チーム貢献度」という新しい評価指標。
個人の成果だけでなく、他者への優しさも評価する、この物語らしい解決策ですね。
この新しいルールは、葉山の心を変えることができるでしょうか。
次回、このエピソードもついに完結です。
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