過剰な“競争心” 第1話:“一番”になりたい男
さて、今日からは新しいエピソードが始まります。
今回のテーマは「社内競争」。
平和だったテックフォレストに、強力なライバルが登場するようです。
チームの和が、少しずつ乱されていきます。
株式会社テックフォレストのチームに、新しい中途社員が配属された。
葉山というその男は、誰もが認める優秀なエンジニアだった。
技術力は高く、仕事は速い。
入社して早々、彼は個人成績でトップを走り始めた。
しかし、マネージャーの佐藤理恵は、彼の存在がチームに与える、別の側面に気づいていた。
「高橋くん、この間の仕様変更の件、葉山さんから何か聞いてる?」
「いえ、特に何も…。
僕が聞いても『自分の担当じゃないんで』って、教えてもらえなくて…」
高橋健太は、困ったように頭をかいた。
葉山は、自分の成果を上げるために、情報を同僚に共有しようとしない。
チーム全体の利益よりも、個人の「一番」でいることを優先する、過剰な競争心の持ち主だったのだ。
彼の周りだけ、空気がピリピリと張り詰めている。
助け合いの文化が根付き始めていたチームに、少しずつ、不健全な競争心が持ち込まれようとしていた。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
個人プレーでトップを走る、優秀な中途社員・葉山。
彼の存在が、チームの和を少しずつ乱していきます。
この新しい火種に、高橋たちはどう向き合うのでしょうか。
続きは、また明日の更新で!
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