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案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第一部 IT企業編
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過剰な“競争心” 第1話:“一番”になりたい男

さて、今日からは新しいエピソードが始まります。

今回のテーマは「社内競争」。

平和だったテックフォレストに、強力なライバルが登場するようです。

チームの和が、少しずつ乱されていきます。

株式会社テックフォレストのチームに、新しい中途社員が配属された。

葉山はやまというその男は、誰もが認める優秀なエンジニアだった。

技術力は高く、仕事は速い。

入社して早々、彼は個人成績でトップを走り始めた。


しかし、マネージャーの佐藤理恵は、彼の存在がチームに与える、別の側面に気づいていた。


「高橋くん、この間の仕様変更の件、葉山さんから何か聞いてる?」


「いえ、特に何も…。

僕が聞いても『自分の担当じゃないんで』って、教えてもらえなくて…」


高橋健太は、困ったように頭をかいた。

葉山は、自分の成果を上げるために、情報を同僚に共有しようとしない。

チーム全体の利益よりも、個人の「一番」でいることを優先する、過剰な競争心の持ち主だったのだ。


彼の周りだけ、空気がピリピリと張り詰めている。

助け合いの文化が根付き始めていたチームに、少しずつ、不健全な競争心が持ち込まれようとしていた。

本日もお読みいただき、ありがとうございます。


個人プレーでトップを走る、優秀な中途社員・葉山。

彼の存在が、チームの和を少しずつ乱していきます。

この新しい火種に、高橋たちはどう向き合うのでしょうか。


続きは、また明日の更新で!


ーーーーーーーーーーーーーー

この物語の公式サイトを立ち上げました。


公式サイトでは、各話の更新と同時に、少しだけ大きな文字サイズで物語を掲載しています。

「なろうの文字は少し小さいな」と感じる方は、こちらが読みやすいかもしれません。


今後は、キャラクター紹介や、作中のITシステムの解説なども充実させていく予定ですので、お楽しみに!


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