表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第一部 IT企業編
31/119

最高の“交渉人” 第1話:“交渉”という名の戦場

さて、今日からは新しいエピソードが始まります。

今回のテーマは「交渉」。口下手な人にとっては、戦場にも等しい、あの時間です。

主人公の高橋に、とんでもない試練が訪れます。

月曜日の朝。

マネージャーの佐藤理恵の元に、一本の電話が入った。

明日、重要なクライアントとの契約更新を控えていた、営業部のエース担当者が、急な体調不良で入院したという。


「そんな…」


佐藤は頭を抱えた。

その契約は、会社の業績を左右するほど重要なものだ。

そして、交渉相手である、クライアント企業のいぬい部長は、業界でも「鉄壁」と評判の、非常に手強い人物だった。


延期はできない。

しかし、代役がいない。

技術的な仕様が複雑に絡むため、営業部の誰もが尻込みしていた。


「…高橋くんなら、技術的な内容は一番理解しているはず」


佐藤に残された選択肢は、一つしかなかった。

彼女は、プログラマーである高橋健太の席へ向かう。


「高橋くん、緊急事態なの。


本当に、無理を言うのは分かってる。

明日の、フューチャー・ダイナミクス社との交渉、あなたにお願いできないかしら」


突然の指名に、高橋健太は、血の気が引くのを感じた。


自分はプログラマーだ。

人と話すのは得意ではないし、ましてや、あの乾部長と価格や納期を巡って「交渉」するなど、想像しただけで、胃が縮み上がる思いだった。


しかし、会社の危機と、必死な表情の佐藤を前に、彼は「できません」とは言えなかった。


「…わ、わかりました。やってみます」


その日の午後、高橋は自分のデスクで、大量の契約書や過去の議事録を前に、完全に途方に暮れていた。

どこから手をつければいいのか、何を準備すればいいのか、全く分からない。

彼にとって、それは、プログラムのバグ修正とは全く違う、出口のない戦場のように思えた。

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

プログラマーである高橋が、急遽、会社の命運をかけた交渉の場へ…。

あまりに無茶な展開です。

彼は、このプレッシャーを乗り越えられるのでしょうか。

続きは、また明日の更新で!

ーーーーーーーーーーーーーー

この物語の公式サイトを立ち上げました。

公式サイトでは、各話の更新と同時に、少しだけ大きな文字サイズで物語を掲載しています。

「なろうの文字は少し小さいな」と感じる方は、こちらが読みやすいかもしれません。

今後は、キャラクター紹介や、作中のITシステムの解説なども充実させていく予定ですので、お楽しみに!

▼公式サイトはこちら

https://www.yasashiisekai.net/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ