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案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第一部 IT企業編
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見えない“借金” 第1話:“返済”の始まり

さて、今日からは新しいエピソードが始まります。

今回のテーマは「技術的負債」。目先の納期のために積み重ねた“その場しのぎ”が、未来の自分たちを苦しめる…。

IT業界の、非常にリアルな問題です。

株式会社テックフォレストの主力製品は、好調なセールスを記録していた。


しかしその裏で、開発チームの雰囲気は、重く沈んでいた。


半年前、厳しい納期を達成するために、チームは多少の無理をして、いくつかの機能を「その場しのぎ」のコードで実装したのだ。


「後で必ず綺麗にしよう」と、誰もがそう思っていた。


そして今、チームはその“返済”に追われていた。


「…まただ。こっちを直したら、全然関係ないはずの、あっちの機能が動かなくなった…」


高橋健太は、頭を抱えてディスプレイを睨む。


簡単な機能追加のはずが、もう三日も彼を苦しめている。

コードは複雑に絡み合ったスパゲッティのようで、どこをどう直せばいいのか、見当もつかない。


それは、高橋だけの問題ではなかった。

ベテランの鈴木守でさえ、眉間に深いしわを寄せている。


「これだから、急いで書いたコードは嫌なんだ。見えない借金が、利子をつけて膨れ上がっていく…」


チーム全体の開発速度は、明らかに落ちていた。


新しい機能を作る喜びよりも、過去の「借金」を返す苦しみが、メンバーの心を蝕んでいた。

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

過去の自分たちが作った「見えない借金」の返済に追われる高橋たち。

このままでは、チームの心が折れてしまいそうです。

この状況を、あの賢いアシスタントは見過ごすのでしょうか。

続きは、また明日の更新で!

ーーーーーーーーーーーーーー

この物語の公式サイトを立ち上げました。

公式サイトでは、各話の更新と同時に、少しだけ大きな文字サイズで物語を掲載しています。「なろうの文字は少し小さいな」と感じる方は、こちらが読みやすいかもしれません。

今後は、キャラクター紹介や、作中のITシステムの解説なども充実させていく予定ですので、お楽しみに!

▼公式サイトはこちら

https://www.yasashiisekai.net/

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