表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
案外、世界は優しさでできている  作者: かつを
第二部 商店街編
114/119

優しさのバトン 第3話:一番、嬉しいこと

こんにちは!エピソード18、完結編です。

 

「@SHOPアンバサダー制度」が始まりました。

文や源さんが、先生役となって、仲間たちに優しさのバトンを渡します。

その日から、商店街のあちこちで、小さな「勉強会」が開かれるようになった。

 

文は、古本屋の伊藤さんに、写真一枚で在庫登録ができる便利な機能を、丁寧に教えている。

源さんは、喫茶店の昭雄マスターに、少し乱暴な口調ながらも、根気強く、空席管理ボタンの操作を教えていた。

 

「だからよぉ、ここを押しゃいいんだって! なんで分かんねえんだ!」

「うるせえな、今やろうとしてるだろ! 目が見えねえんだよ、年寄りは!」

 

憎まれ口を叩き合いながらも、その顔は、二人とも、どこか楽しそうだった。

まるで、新しいおもちゃの使い方を教え合っている、子供のようだった。

 

数週間後。商店街の全ての店が、「@SHOP」を、それぞれのやり方で使いこなせるようになっていた。

見えない格差は、もうどこにもない。

商店街は、本当の意味で、一つのチームになったのだ。

 

その日の夜、文が@SHOPの管理画面を開くと、自分の「ありがとうポイント」が、たくさん貯まっているのが分かった。

 

でも、彼女にとって、一番嬉しいごほうびは、ポイントの数字ではなかった。

 

今日、伊藤さんが、店の前で、嬉しそうに話してくれた言葉。

「文ちゃん、本当にありがとうね。君のおかげで、うちの店にも、若いお客さんが、また来てくれるようになったよ」

 

誰かの役に立てた、という実感。

仲間の、心からの笑顔。

 

それこそが、何物にも代えがたい、最高の喜びなのだと、文は、心の底から感じていた。

エピソード18、最後までありがとうございました!

 

優しさのバトンが、商店街の絆を、さらに強くしましたね。

さて、いよいよ物語も最終章が近づいてきました。次は、ベテラン店主たちの「経験と勘」が、新しい時代と向き合うお話です。お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ