商店街のお祭り革命 第1話:溜息の“会議”
こんにちは!新しいエピソードです。
商店街に、夏がやってきました。しかし、毎年恒例のお祭りの準備は、楽しいことばかりではないようです。
今回のテーマは「伝統のマンネリ化」です。
公民館の、古びた畳の部屋。
ほしふる商店街の、夏祭りの実行委員会が開かれていた。
集まっているのは、源さんをはじめ、皆、顔なじみの、年配の店主たちばかりだ。
「…で、結局、今年の出し物も、去年と同じ、金魚すくいと、輪投げでいいか?」
源さんの言葉に、皆、面倒くさそうに「おお、それでいい、それでいい」と頷くだけ。
誰もが、心のどこかで思っていた。
(また、同じか…)
毎年、毎年、同じことの繰り返し。
準備は大変なのに、子供たちは、スマホのゲームの方が楽しそうだ。
新しいことをやりたくても、アイデアもないし、何より、準備をする人手が足りない。
昔は、もっと、みんなでわくわくしながら準備をしたものだが。
会議は、熱気のないまま、溜息と共にお開きとなった。
その帰り道、文は、源さんの背中に、いつもの元気がないことに気づいていた。
商店街の未来を、誰よりも愛しているこの人たちが、その未来を創るお祭りで、疲弊している。
その事実が、文には、とても悲しく思えた。
このままでは、お祭りだけでなく、商店街そのものが、未来への活力を失ってしまう。
お読みいただき、ありがとうございます!
お祭りの準備、大変ですよね…。担い手不足とマンネリ化。これもまた、日本中の地域が抱える、リアルな問題です。
この、沈んだ空気を変えることはできるのでしょうか。続きはまた明日!




