迷子の“声” 第2話:商店街の“包囲網”
こんにちは!昨日の続きです。
迷子の発生で、パニックに陥る商店街。母親の悲痛な叫び声を聞いた、あの賢いアシスタントが、商店街の「善意」を一つに束ねるための、驚くべき機能を起動します。
文が、泣きじゃくる母親をなだめようと駆け寄った、その時だった。
彼女のスマートフォンが、けたたましいアラート音と共に、強く震えた。
それは、商店街の他の店主たちのスマホも、全く同じだった。
画面には、真っ赤な背景で、こう表示されていた。
『緊急事態:迷子が発生しました。商店街ネットワークを起動します』
続けて、母親が叫んだ断片的な情報を、@SHOPが即座に整理し、箇条書きで表示した。
・名前:ゆうちゃん(5歳・男の子)
・服装:青いTシャツ、黄色い帽子、白いスニーカー
・特徴:右手に、赤いミニカーを持っている
そして、画面の下には、大きなボタンが二つ。
【見かけた】【保護した】
文は、母親に画面を見せながら、叫んだ。
「お母さん、大丈夫! みんなで探すから! この子で、間違いない!?」
母親が、こくこくと頷く。
その瞬間、商店街の全ての店主のスマホに、ゆうちゃんの情報が、一斉に共有された。
八百屋の源さん、クリーニングの潔さん、喫茶店の昭雄マスター…。
商店街全体が、瞬時にして、一つの巨大な「捜索チーム」に変わったのだ。
本日もお読みいただき、ありがとうございます!
緊急時の情報共有ネットワーク!これは心強いですね。バラバラだった善意が、今、一つの力になりました。
果たして、ゆうちゃんは無事に見つかるのでしょうか。次回、このエピソードもついに完結です!




