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2016年11月29日21時47分

「おお! 同志中田よ!」


「相変わらず良い天パの巻き加減じゃのう」


 ドアがバンッと開き、まるで天から降臨したかのように中田登場。


 空いてる椅子に体育座りでドスン。天然パーマを指でくるくる回し始める。


「おい同志中田……」


「同志須賀よ、待て。今、充電中だ」


 *読者の諸君に説明しよう。同志中田は天然パーマをくるくる回すことで思考が冴える、第二甲府超能力系男子の一人なのだ。


「どう思う、須賀?」


「……どうした松田?」


 その天パの回り方だけ見ると、まるで天才科学者のようだが……


「同志中田、相変わらずブスだな」


「ああ。俺たちのイケメンさ、5%くらい分けてやりたいくらいブスだ」


 顔面モアイ像。あまりの“静の圧”に松田は一瞬えずく。


「さてと、充電完了。制限時間は10分だ。要件を話せと言いたいところだが、おおよそ見当がついている。俺が正式に召喚されたのは今日で三度目だ」


「何?!」


 全員に緊張が走る。


 中田はそれを鼻で笑うと、脇にぎゅうぎゅうに挟んで、成熟させていた900mlのペットボトルを取り出した。


「そう焦るな猿ども」


 そう言うと中田は、部屋備え付けのコーヒーカップに無造作に注ぎ、まるで高級紳士のように優雅に飲み始めた。


「あ、あいつ、まさか……」


「ああ、川場、コーヒー飲んでるぞ」


「な、何?!」


「向居、川場、松井、よく見ろ。しかも無糖だ……」


「『ハードボイルドォォォッ!!!』」


 部屋中に衝撃が走る。


 中田は堂々と胸を張り、語らずとも“俺、おとこなんで”オーラをこれでもかと放っている。


 が、しかし。


「おい、須賀よ……」


「なんだ、松田」


「顔……死にそうじゃね?」


 中田、眉間にシワ。額に脂汗。唇、震え。明らかに無理している。


「松田よ……あれが“真の違いの分かる漢”だな」


「いや……“間違いだらけの漢”だろ」


 そこへ、さりげなく松田が声をかける。


「このまま見守るのも粋だが……女子部屋の作戦が先だ。なあ、バカ。砂糖、いるか?」


「ふん……ばかめ!」


 中田、口元を拭いながら叫ぶ。


「ブドウ糖とは、脳へのドーピングに他ならん!


 思考に甘えは不要! 苦味こそ真理! 無糖こそ知性!


 俺の名は中田、盤上の貴公子ッ!!!」


「おおおおお!!」


 男子特有の“意味不明なプライド”が一気に湧き上がる。向居がなぜか拍手。川場は泣きそう。会話は脱線し、バカの宴は続く。


 だが、時間は残り7分。


 このままではまた女子部屋に一歩も近づけない。


 須賀は自分の役割を思い出した。ファシリテーターであり、正義の調整役であり、そしてバカどもの暴走を止める唯一の常識人であることを。


「で、同志中田よ」


「なんだ、同志須賀。残り飲むか?」


「いらん。それより三回目って、どういう意味だ?」


「ふむ……簡単な話だ」


 中田、再び天パをくるくると撫でながら、静かに語る。


「お前らのように性欲しか脳にないバカ共が……すでに二組。先行してこの“ホテル迷宮”に出撃しているということだ」


「な、なぬっ!!?」


「しょ、消灯前だぞ!!」


「どいつらなんじゃ!?」


 全員が同時に椅子をガタガタさせながら立ち上がる。完全に戦国時代の家臣団。なぜか川場が刀を抜くフリまでした。そしてそれを全員で無視。


 しかし中田は、片手をすっと上げて制した。


「待て待て、発情期の猿ども。“待つ”という概念を学べ。犬でもできるぞ」


 しれっと毒を吐きつつ、ひと呼吸置いて続ける。


「……まずは、4組の連中だ」


「4組だと!?」


 部屋の空気がさらに険悪になる。感情としては“台所にGを発見した”ときと同じレベル。


「ああ……あのイケメン男子軍団。バスケ部主将・山井を筆頭に、爽やかリア充の最前線を突き進むハイスペック軍団よ。テスト結果も全クラス1位。顔よし頭よし運動できる、さらに、TwitterとLINEだけじゃなく、Instagramのアカウントすら持っている。非の打ち所なしの完璧生命体」


「き、きさまぁあ、あいつらの召喚に応じて、助けたな!!」


 川場が鬼の形相で中田に飛びかかろうとする。


 だが——その時、空気が震えた。


「カッキーーーーーン!!」


 重低音のような衝撃音と共に、川場の拳が止まる。


「な……に……!?」


「待て、川場……」


「須賀……なぜ、俺を止めた……!」


「焦るな! 落ち着け! 深呼吸だ! 鼻から吸って……口からうんこを吐け。いつものやつだ」


「なにがだよ!! あのクソ山井一味にこれ以上リア充されたら、俺たちは……俺たちはッ!!」


 その瞬間——


「バサァァア!」


 乾いた音と共に、松田が崩れ落ちる。まさかのガチ泣きである。しかも嗚咽つき。情緒不安定ぶりにメンヘラが距離を取るレベル。


「かわばぁああ……気持ちわかるぞ、分かるんだ……。あいつらがリア充になったら……俺たちは、もう……この世で同じ種族として扱われない……。人間ですら無くなってしまう……」


 松田が肩を震わせ、向居が慌てて背中をさする。


「松田、しっかりしろ! 俺たちには……まだある……! まだ、基本的人権があるぞ! 憲法で守られているぞぉ!!」


「ちがう……ちがう……ちーがーうーだーろ、このハゲーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


 突如、松田がブチ切れる。謎の爆音と共に暴走モードに突入だ。


「基本的人権なんて口だけだろうがッ!! ニュース見ろ! 政治を見ろ! この国の“最低限度の生活”じゃな、新米すら買いにいけねぇんだよ!!」


「バカ野郎!! ギャグ小説で政治いじるな!! 炎上すんだろうが!!」


 須賀が割って入り、謎にキメ顔で落ち着かせる。


「まあ、落ち着け、お前ら」


「なぜだ須賀……なぜお前は……そんな冷静に現実を見つめられる?」


「こいつもやっぱバカなんじゃ……」


 須賀はその言葉を完全スルーし、人差し指をすっと掲げ——中田を差す。


「お前ら見てみろ。同志中田の表情を……あの口元のゆるみ……あの眼差し……」


「ああっ! あれはまさか!」


「クズ特有の薄笑った表情だァーーー!!」


「同志中田……お前……まさか……やったのか?」


 中田はゆっくりと、コーヒーのカップを口元に運ぶ……が、飲まない。微妙な位置でストップ。


「……フッ、もちろんだとも」


 中田、膝の上にコーヒーを戻すと、口角をさらに3°上げて語り出す。


「あいつらにはな、“校長の部屋”を『好きな女子の部屋』ってことにしておいてやった。そしてその女の子のお願いとして、『初めての告白なら、手書きのラブレターを、ドア越しで感情を込めて朗読して欲しい』とも伝えておいた。その方がキュンキュンするってな」


「お前……!」


「今ごろ、ドア前で山井たちが全力ポエム朗読中だ。全米が泣くどころか、失禁するレベルの地獄絵図だぜ☆」


 ピシィィィ——ッ!


 静電気のような衝撃が男子部屋を走る。


「おおおおおおおお!!」


「すごいぞ同志中田!!」


「なんてクズ! クズ・オブ・ザ・イヤーだ!!」


「俺たちの希望の星だあああ!!」


 全員が感涙とともに中田に抱きつこうとする。全身で感情表現。さながら戦場で再会した戦友である。


 が、中田、コーヒーカップを高々と掲げながら華麗にスウェーバック。


「触るな! この俗物どもめ。汚らわしい」


 ピシャリと切り捨てられた空気が、場に一瞬の静寂をもたらす。全員がそっと手を引っ込め、なんとなく体育座りに戻る。


 その隙を見計らったかのように、須賀が淡々と話を戻した。


「……で、同志中田よ。もう一つはどの組だ?」


「ああ。あとは……安定の6組だ」


「やはり……!」


 その瞬間、向居がガクガクと震える。


「深田か……?」


 すると中田はコーヒーカップを丁寧に置き、ポケットから何かを取り出す。


 まさか……タバコ!? と思いきや、ココアシガレットだった。


 中田はそれを一本抜き取り、くわえ、火もつけずにふうっと息を吐く。


 窓の外。真っ暗な海を見ながら、やたらハードボイルド口調で語る。


「ああ……あいつは挑戦者だ。全てをかけた、真のギャンブラーだ……俺も、思わず……応援してしまったんだよ」


「深田……! 深田ぁぁああああああああ!!」


 向居がまたも崩れ落ちる。


「今度こそ……教師に◯されるだろうな……物理的に……」


 須賀が震える声でつぶやく。


 だがそれに松田がクールな表情で返す。


「気にするな。……もう退学した深田だ」


「いやしてないだろ! 現在進行形で在学中だろ!」


「さて……話を進めよう。女子部屋の扉——どうすれば開かれるのか。我は問う」


 松田が仕切り直すように訊くと、中田は静かにうなずいた。


「いいか。まずは“状況把握”だ。戦場でも恋でも、まずは地図を広げるのが基本だ」


「ま、まかせろ……」


 向居が涙目を拭きながら立ち上がり、風呂敷を広げる。


 そこには——手書きのホテル断面図付きフリップボード。


 もはや誰も突っ込まない。


「さすがだ。……で、中田よ。女子部屋はどこだ」


 その問いに、中田はふっと眉をひそめ、コーヒーカップを拾い上げた。口元に近づけて……飲まずに静かに置く。


「まず、お前たちも分かっているように――今回は修学旅行にもかかわらず、我々男子には、女子部屋の場所が知らされていない。さて、なぜだと思う?」


「そりゃあれだろ、女子が恥ずかしいからだよ。自分たちがどこで寝てるのか、俺たちイケメン男子軍団が知っちゃってさ……夜、ノックとかされてみ? ドキドキが止まらなくて心臓キュン死よ!」


「川場よ……お前はなんでそんなにもすばらしいほどに気持ち悪いことを、ためらいなくスラスラと言えるんだ?」


「どや!」


 川場がポーズを決めるも、全員で無視。中田が咳払いしつつ話を続ける。


「ばかめ、クズめ、この負け犬め。もっと頭を働かせろ。今回、“2組”と“6組”の男子にだけ、女子部屋の場所が知らされていないんだ」


「……なんだと?」


 須賀が眉をひそめた。


「貴様らに配られた旅のしおり。2組と6組の男子だけ、特別仕様だ」


 中田が不敵に語ると、松田と川場がガバッと前に出る。


「ふ、ふざけるな!」


「なぜだ……?」


 中田は、フリップボードを指でトンと叩きながら呟いた。


「俺たちは――1999年生まれ。そう、最後の1900年代の民だ。ノストラダムスの大予言が外れた時代に生まれ……そのツケを背負わされた、呪われた世代」


「な、なんだって!!」


「おい、向居、知っていたか?」


「俺の知らない知識だと……!」


「そして、その結果、今年の2組と6組は……そう。稀に見る、奇跡の世代。


 不屈の革命家・深田。覗き界のパイオニア・望田。剣道ボイパの二刀流・須賀。うんこの松田。歩く電柱のバスケ部津田に、堕天使の生徒会長水田」


「誰がうんこだバカヤロー!!」


 松田が即切れ。


「どう思う向居?」


「ああ川場、こいつらと同級生って死にたくなるな」


「お前らも同類レベルだと思うがね。でも待て、同志中田よ。それならば、そもそもなぜ4組の山井たちは女子の部屋を知らず、お前に尋ねた? あいつらは、正しい旅のしおりが配られたのだろう?」


 須賀が眉間にシワを寄せて聞く。


「それはつまり――教師どもの中にも、まだ善なる心を失っていない者がいた、ってことだ」


 中田が神妙な顔で言い放つ。


「おそらく教師の誰かが細工して、お前ら同様の脱法のしおりを配ったんだろう。修学旅行中に、イケメンが女子部屋に行く? その結果、リア充が爆誕する? ……そんなもの、断じて許されてはならん!!」


「おおおおお!!」


 全員が立ち上がる。なぜか拳を突き上げる。


「この教師あって、我々ありだな! 俺たちは良き人生の師に出会えているぞ!!」


 意味不明な感動が、部屋を包んだ。


 中田はひとつ咳払いし、話を戻した。


「……で、だ。俺は1組だから、貴様らのジェネリック脱法旅のしおりではなく、合法の旅のしおりを持っている。つまり、女子部屋の場所は知っている」


「ほ、ほんとか」


「だが――」


「だが?」


「……ただでは教えん」


 全員、ざわつく。


「しかもな。仮にだ。仮にお前らが女子部屋に突入して、告白が成功してしまったら……」


「……?」


「お前らの誰かが、リア充になる。これは、誠に遺憾である。これほど生理的に不愉快なことはない」


「ふざけんな貴様ああああああああ!!」


 川場が猛ダッシュで中田の胸ぐらを掴みにいく。


「それでも棋士か!!」


 須賀が涙目で絶叫する。中田は眉一つ動かさず、冷静に返す。


「ほざけ。世の中はゼロサムゲームだ。誰かが利益を得れば、それは誰かの不利益。世の中をナメるな、クソ野郎。


 もう時間だ。俺はもう帰る。合法の旅のしおりなら、一冊二万円で売ってやるよ」


 そう言い残し、中田はまだ9割残ったコーヒーを置き去りにして、颯爽とドアに向かう。


 残された4人は、異様なほどに真剣な顔で向き合う。


「おい、どうする? このままじゃ、女子部屋の場所がわからんぞ……。松田、何かアイデアは?」


「須賀……もうあの合法の旅のしおりを非合法で買うしか……」


「バカか。それであんなクズの懐を肥やすのも、俺たちのプライドが許さねえ」


「でもよう……もっとシンプルに行けばいいじゃないか?」


「どうした向居?」


「中本さんに連絡して聞けばいいだろう、部屋の場所を」


「……」


「その手があったか……、たしかに。名案だ。だろ松田?」


「……」


「おい、松田、なぜ黙る?」


「……」


「Hey」


「……だが、断る……」


「?!」


 松田が静かに腕を組む。


「中本さんには、サプライズで会いに行きたい。女の子と話したことの無いお前たちは知らないかもしれないけど、女の子ってサプライズ好きなんだぜ?」


 須賀が止めに入る。


「ばか、今の時代、アポなし訪問は不審者だぞ。社会人でも一週間前にアポは取るぞ!」


「ははは。女を分かってねえなあ、おめえ。俺は、サプライズで、中本さんを幸せにするぜ……。喜んでくれるかな……中本さん」


「きさまああああああああ」


「こいつ……やはり、ばかだ! そして毎度毎度川場はうるさい!」


 誰も止められない空回りが続く中、ひとり中田はドアの前でため息をつく。


「ふん。せいぜいがんばれよ、知恵なき哀れな豚どもよ……」


 と、去ろうドアノブに手をかけたその瞬間だった。


「待て、同志中田よ!」


 須賀の目がキラリと光る。脳内の歯車がフル回転、謎の稲妻がブワーッと走った。それはまるで雷鳴が轟き、神のお告げのごとく。そうか、レオナルド・ダ・ヴィンチもこんな閃きを得ていたのかもしれないし、ジャンヌ・ダルクもこんな感触を味わったのかもしれない。モーゼのごとく、目の前に奇跡の道が開ける。


「なんだ?」


 振り返った中田の顔が、一瞬だけゆがむ。まるでチェスのルークが背後から斜めにカツーン! とやられたみたいな表情だった。


「協力をしてくれないか?」


「はあ? なぜ。お前たちに協力するメリットはないだろう」


「ああ……その通り。金も無いし、お前の彼女作りを応援するなど、死んでも嫌だね」


「……このクソ野郎。帰る」


「ま、待て。だからこそ……我々はお前を糾弾する」


 須賀が一歩前に出て、真剣そのものの目で言い放つ。


「はあ?」


「お前の数々の蛮行――なぜ貴様が毎年、将棋の全国大会に出てるのか。飛車の動かし方すら知らないくせに、なぜお前が予選会に出ると皆が食中毒になり、試合自体がめちゃくちゃになるのか」


「な、なぜそれを知っている??」


 中田の顔が完全にひきつる。川場と向居が「マジでそこまでやってたのかよ……」とドン引きしている。


「同志須賀よ、それは脅しではないか?」


「ああ、俺たちは今、正々堂々と脅している」


「なんて立派なことか。恥ずかしさはないのか?」


「犯罪者に犯罪をして何がいい。目には目を歯には歯をだ。そして……後世の人々は許してくれると信じている」


「き、きさまああ!」


 中田はとびかかろうとしたが、何かを悟ったのだろう。


 部屋に戻ると、飲みかけのコーヒーを手に取り、一口含み……せずにまた吐き出し、大きなため息。


「……俺は来年の総文祭にも出ると、これで三年連続の全国大会出場だ。第二甲府至上初の快挙だ」


「ああ。すばらしいな、本当に」


「俺は意外かもしれないが、ちと勉強が苦手だ。だからこそ、その実績で指定校推薦を狙う」


「ああ。お前以外、みんなお前をバカだって知っているぞ」


「……俺の全国大会出場を応援してくれるのか?」


「……もちろんだよ同志中田。一緒に華のキャンパスライフを目指そうぜ!」


「おお! 友よ!」


 ああ、なんて不運なヤツだ。


 こうしてまた一人、第二甲府の生徒はダークサイドに堕ちた。なんと嘆かわしいことだろう。筆者としては、ますます悲しくなるばかりだ。


 そして、脱法の中田がその迷惑極まりない仲間に加わった今、「女子部屋突撃大作戦」は、ますます収拾がつかないカオスへと突入。


 夜の闇の中、ゆっくりと、いやグダグダに、幕を開けようとしていた――。


 そして何よりも恐ろしいことは……、まだ! まだだ! 修学旅行初日は終わっていない!



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