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007◾️悠真の片想い

専門学校入って

悠真は実夏の見た目が大好きだった

どうしても好みだった


実夏はますます性格悪くなって

クラスから嫌われ始めるが

どうしても悪い性格が、

悠真にとってはそこまで気にならなかった


見た目が好みだから好きだった

ずっと、実夏が良いと皆んなに言い続けた


クラスメイト「性格悪いよ、見る目ない」

よくそんな返しが実夏や友美にも聞こえてきていた


これを聞いて友美は怒っていたのだ

悪口が許せなかったのだ


それと同時に悠真がクラスの人気者だった

端正な顔立ちに、背はすらっと高く

ユーモアがありすぎて、女性の心を鷲掴みだった

かつ、体の関係も女性が行列するほど上手で噂になっていた


おしゃれなカフェに詳しくて、

一緒にいて楽しくて、

かつセンスがある。


クラスで男女共に人気がある

それが悠真


しかし、悠真は実夏の前だと緊張して

上手く話せなかった。


下を向いて硬直していたので

実夏は悠真の楽しい姿をあまり見てないどころか、

悠真に嫌われてるとまで考えていた


悠真は3年間ずっと実夏に片思いをしていたのだが

最後まで上手く伝わらなかった


卒業の半年前になる頃に、発展するが

それはあまりに時がすでに遅かった。

互いにすれ違いを起こしてしまい

デートすることはなかったし

学校内で2人で会話することも

数えるほどしかない


常にクラスのみんなに囲まれている悠真

クラスから極力離れて

こじんまりと3年過ごした実夏


近くにいたくせに、

あまりにも距離が遠かった。


悠真が実夏に必ず声をかけた

「実夏デートしよう」


実夏に声をかけるのはいつもクラスメイトの前

てっきりすれ違うたびに同じセリフを決め台詞として言うものだから

実夏はなにかのコントかと思い

「無理♡」と、同じ返事をしてあげた。


温度感のない誘いには乗らないし

一人で真面目に誘いにきてもらいたかった

見せ物のように言われても

上手く返事ができなかったし、

それが原因で悠真の気持ちは伝わらなかった。


だけでなく、

実夏は好きになる前にデートがいまいち分からなかった

それにデートと言っても悠真がどんな人か

きちんと知らないものだから

自分といても楽しくないだろう

などと、不安になり

デートの話は回避し続けてしまっていたのだ。


悠真はますますモテていった

そして実夏も結局モテた

可愛いと言われて、スタイルも華奢ではないがフェロモンがやばいと噂が絶えなかった。

悠真もまたオーラ全開でみんなが常に取り囲んでいたものだ

二人ともよくクラス中の視線を集めていた



3年間の学生生活

残り半年になるまで

進展も変化もなく

ただただ日々を互いに過ごしていった




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