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003◾️楽しかったはずの事故
質問ゲームが盛り上がったところで
別の団体で飲んでいたチカが数名の女子を連れて、グラス片手に男性陣に声かけた。
私たちとも飲もうよ!
実夏たちは自分たちの席を譲り、また4人で飲む事にした
実夏「ここ良いよ」
チカ「ありがとう」
実夏と女子人4人は
その席を離れた。
少し遠くで立ち話をする
どんは胸騒ぎが止まらなくて興奮していた
「電撃が走ったような感覚になったよ!こんな世界があるんだね!!あまりにキラキラしてて凄かった!ずっと卒業までこの光景を見続けていたいよ!」
さりぃ、みうも、同様に嬉しそう。
「ありがとう。楽しすぎてお腹まだ痛いや」
「私も〜」
実夏も嬉しかった。
男性と話さないと決めていたが、思わぬアクシデントで話す事になってしまった。
なんだかんだ、男性が絡むと女子から妬まれやすい。
実夏は、本当は男性と飲むのは断りたかった。
しかし、こんな事になったなら、結果オーライかもしれない。
と、思いたかった。
後ろから、不穏な空気を感じた。
男性陣がチカにいう
「えーー、実夏が良かったーー」
「ちょっと!わたしに失礼すぎない?」
余計な一言を背中で聞いてしまった…