表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/12

001◾️専門学校入学 

ギフテッド それは一般に高い知能や特定の分野で優れた才能を持つ人のこと。 「神様からの贈り物ギフト」という意味でギフテッドと呼ばれ、生まれ持った先天的な特性とされる


専門学校へ入学した

18歳の春


明るく天真爛漫、みんなの輪の中心に”なれる”人物がいた


実夏だ。

みんなで過ごす楽しい時間が大好き。

そのためならなんでもいい

だから、適当。


ぶりっ子ではない

けれど、それなりにかわいらしい性格だった




クラスの初めての飲み会

入学して4日目

この日は、実夏が巻き込まれた事故の始まりの日





ーーー

(飲み会当日)

大部屋で掘りごたつのお座敷

みんなそれぞれで友達と話していた

実夏は、はじめは友美と話していたが、次第にいろんな友達と話すようになった

そして、最高の友達を見つけた。

さりぃ、みう、どん。

この3人だ。



ドリンクが届く。

「カシオレ、レモンサワー、緑茶です」

あれー、ナツお酒飲めないの?

飲めるし好きだよ

じゃあなんで緑茶なの?

今日はみんなのことよく知りたいから、飲まないってきめてるだけ。

私が酔ったら、みんなの事うろ覚えになっちゃう

ちゃんと覚えたいんだ~

だから今日は緑茶なんだね!

うん!そうなの



この4人は気が合った

笑いだしたら止まらない

何話したかさえ覚えてない

どうしようもない話題でずっと笑える仲間だった

卒業までずっとこの4人でいるんだと思った



しばらくして、同じ塾で高校からの知り合いのアイちゃんが実夏のとこにくる


実夏ー、あとでいっぱいはなしたーい

と実夏に抱き着いてきた

と、同時に、実夏に耳打ち

「友美を外に連れてって」


実夏は振り返る

友美が男性5人のグループに1人混じって、ダルがらみをしていた

と、同時に、一番左端の悠真にベタベタさわり、なぜか襲っていた


ほんと無理ほんと無理!!

悠真の悲鳴のような声だった

隣の席のたタクちゃんのほうへ詰め寄るが、友美はますます悠真へ寄って近づいく


おーマジか。なるほど。

でもアイちゃん、なぜ私に言ったのだろうか?

とは思った。

まだ全員が友達になりきってないから、むしろ誰が行っても良かったはずなのに


そうはいっても頼まれちゃったし、実夏は状況理解し、友美のとこへ向かうことにした


実夏 「たったついでに私トイレ行ってくるね~」

さりぃ、みう、どん 「いってらっしゃーい」

実夏は一回座敷から出る。

で、トイレには行く気などなく。

すぐ隣の入口から再度座敷に入って友美に話しかけた



私はちゃんとしっている。

みうちゃんだけ、座る位置から男性陣の様子が丸見え

前向いているだけで、実夏がトイレじゃないことには気が付く

実夏はそれを、あえてやることで、女子3人の話題つくりになればいいと思った。

そして実夏はこの変な状況をちょっと楽しんでいた。


やはり。

当たり前だが、みうちゃんは速攻で気づいた

吹き出しそうになる、みうちゃんのあの表情はよく覚えている。



みうちゃんが2人にこそこそと状況説明している

よって、さりぃ、どんもすぐ気がついた。

みんなが頑張ってこちらを見てないふりしてる。

懸命に私から視線そらしてた。

口の動きでわかる。

みちゃダメ。実夏にばれる

2人はした向いてて、私が説明するから…っ、とみうが必死に笑いをこらえて話している。

指示に従いたくて、必死に下を向くさりぃ、どんの2人。

むしろ下向きすぎて、首の角度がちょっとおかしくなっていた



3人のことは手に取るようにわかったよ

なぜなら全員の肩が震えて笑っているんだ


実夏だって気づいてる

みんなも実夏のことに気づいてる

この変な状況に対し、お互いがちょっとお腹抱えながら、楽しんだ




友美〜

あ、実夏。今ね悠真くん襲ってあそんでるの。実夏も襲おうよ~


お酒に弱い友美はあっという間に、他のクラスメイト女子にはぶられて、男性陣に絡む事になっていたみたいだ。


実夏「えー。なにそれ楽しそう。」

男性陣 実夏の相槌がマジ適当すぎるんだけど・・

男性陣 はー・・実夏が来てくれた。よかった、マジで助かった


実夏は来ているパーカーを脱いだ

短いスカートなのに足開いて下着見えてる友美の腰に、パーカーを巻き、小声で言った


飲みすぎて酔っちゃったから外行きたいの。

1人不安だからついてきて


男性 実夏なんて?

悠真 酔っちゃったからついてきてッて


友美は実夏を心配し、ふらっふらな足取りなのに、実夏を懸命に支えようと立ち上がった

千鳥足の友美が必死に実夏を心配しながら、2人は外へ向かう


男性 まじか、すげー

男性 実夏の誘導がうますぎる




男性陣は実夏に手を合わせて感謝を意を伝えた

口パクでありがとーと言っている

実夏も彼らにOKサインをだす

と同時に視線を遠くのアイちゃんに向けOKサインだした


アイちゃんも実夏に笑顔でOKしていた


実夏の視線のさきのアイちゃんがいることに男性陣が気が付く

アイちゃんが実夏をよんでくれたのかと、男性陣の話す声が聞こえた


実夏は外にでて、コンビニで水やウコンの力を2本ずつ買った

自分も飲むふりをして、友美にも勧めた

友美も素直にそれを飲んだ


飲みの席に2人で戻ると、ちょうど壁側の席がガラリと空いている

友美には悪いが輪には混ざらずで寝てもらうほうが良い気がした


壁側に向かい友美と二人きりでおしゃべりする



みうがまた気が付いた

視界に入るから当然だ

2人に実夏が帰ってきたよ、と耳打ちで情報連携していた


さりぃ あれー?実夏そんなところにいた~

実夏 うん、こっちにいた~。友美と仲良くなろうと思って

友美 実夏とおしゃべりしてるの~

さりぃ また後でおしゃべりしようね~

実夏 話そうねー



そして友美がおとなしくなったので、実夏はこういった


実夏 飲みすぎて眠くなってきた。ここで寝てもいいかな

友美 うんいいよ。横になる?

実夏 ううん、私はテーブルじゃないと寝れないの

友美は横になって寝ててね



実夏はテーブルに突っ伏した

隣で座布団並べて、友美が寝転がると速攻ねた







一仕事終えたので、さりぃたちのとこへ戻ろうとした。

すると帰り道に先ほどの男性陣が道を塞ぐように立っていた。

そして実夏を手招きした


実夏本当にありがとな

まじで助かったよ

酔っちゃったからついてきてって言ったんでしょ

マジで誘導がうまいんだな

すごかったよマジで



あははは、ありがと

友美は優しいからそういえば来てくれると思ったんだ


ああ、そうだよな!友美優しいもんな


脚がフラフラなのに、一生懸命支えてくれようとしていて、笑っちゃったよ


・・実夏、もしかしてこの状況楽しんでないか・・・

あれー、そっかな、酔いすぎちゃったかな~


あははは、酔っちゃてるもんな~


じゃ私戻るね


あ、まってよ

俺たちと一生に飲もうよ


えーこんなに囲まれたら緊張しちゃうからまた今後ね

そんなこと言わないで

んーーでもなぁ、

さりぃたちと約束してるの

そろそろ行かなきゃだしな


そんなに嫌がれるとかなしいなぁ

うん、悲しいよ

俺たち仲良くなりたいだけなのに結構ショックだよ

なあ、一緒に話そうよ


うーん、そっか

じゃあ話そうか

ああ、のんで話そう


飲むことになった







ーーーーー


男性陣が元いた席に着いた

真ん中の男2人が、実夏ここきてっと、懸命に空間をあけてくれていた


そんな真ん中に座ったら、本当に緊張しちゃうから遠慮しとくよ

私は端っこで十分だよ

そういって、お断りを入れた


実夏は、もともと友美の居た席まできた

つまり悠真の隣の席


隣座ってもいい? 

悠真に声をかけた


え?あ? うんうん!!


え!俺?みたいな表情

ビックリさせてしまったのか悠真は声が裏返って焦ってた


ありがとね


うわ、悠真いいな、席交換して

絶対嫌だね、決して譲らねえ!悠真は間髪入れずにそういった。

いいなー実夏の隣



男性陣がそんな会話をした


ふと見ると、さりぃ、みう、どんがこちらを見てくれていた

今気づいたよ~みたいな雰囲気で手を振ってくれる

あれ~、実夏いつの間にかそんなところにいた~

そして声をかけてくれた


これが実夏はとても嬉しかった

もう絶対この子たちと離れたくないとさえ肌で感じた


男性陣と飲みたくないわけではない

だが、実夏はどちらかというと、周りの女性の目のほうが気になった。

男性と仲良くなれなくてもいい。

その代わり、女性には嫌われたくなかったんだ



最初から男好きみたいな印象は、与えたくない

だから男性陣の誘いも何度か断ったし、なるべく避けてた

でも、断りきれず飲むことになった


そこで、ずっと見守ってくれてた3人が手を差し伸べてくれたんだ

一緒に飲もうともいわず、実夏を発見しただけ

つまり、困ってたら行くよってことだった



一緒にのもー!!!!

あまりに嬉しくて、両手を大きく広げた

そして、盛大に手招きしてしまった


男性陣も、一緒に飲もうと、3人を手招きし誘った





ーーーーーー










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ